「身分違いの恋…王道ラブストーリー」とある飛空士への追憶 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
身分違いの恋…王道ラブストーリー
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通常スクリーンで鑑賞。
友人と観に行きました。
原作は既読。
原作は中学生の時に読みました。アニメ映画化されるほど人気が出るとは想いも寄りませんでした。王女と飛空士の身分違いの恋に胸をときめかせ、切ないラストに涙しました。
アニメになっても、原作の感動は薄れること無く、より一層際立って胸に迫りました。美しいビジュアルも、若いふたりの儚い恋を際立たせるようで素晴らしかったです。
神木隆之介の声の演技の上手さもあったかもしれません。竹富聖花の初々しさもいいアクセントになっていたと思います。
シャルルたちを執拗に追跡する敵国のパイロットがこれまた渋い男で素敵でした。声がいいと思っていたら、サンドウィッチマンの人でしたか。なるほど、配役の妙です。
空戦シーンの迫力たるやすごかったです。水上偵察機を襲う敵機の銃弾。その雨を掻い潜り、海面スレスレを飛行して卓越した操縦技術を見せるシャルルがカッコ良過ぎました。
真っ直ぐ飛んでいると見せ掛けて、機体を滑らせる場面、原作の好きなシーンなので大興奮。今思えば、「永遠の0」で宮部久造が行っていたものとおなじかもな、と…
水上偵察機「サンタ・クルス」の操縦席で長い間ふたりきりなんて、恋が始まってしまうのは必然。良い結末を迎えない恋と分かっていても、否、分かっているからこそ、余計にその火は燃え上がる。切ない恋に胸が締めつけられました。
※修正(2024/04/09)
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