劇場公開日 2012年2月18日

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「笑えるコメディーなのだけれど、妙な現実感がある不思議な映画。でも、普通の人には面白くないかも?」アフロ田中 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0笑えるコメディーなのだけれど、妙な現実感がある不思議な映画。でも、普通の人には面白くないかも?

2013年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

普通の人が見たら、単純にばかばかしいコメディーで、どうということもないおバカ映画なのだろうけど、自分には笑いの中にすごい現実感があった。

松田翔太さんの演じているアフロ田中が、昔の自分と重なって見えてしょうがなかった。

恥ずかしながら昔からまったくモテなかったし、もっと変わった人だったような気がするが、キャラ的にはこんな感じだった。

原作の田中はまた違う感じのキャラなのだけれども、映画版の田中は昔の自分とすごく似ているような気がする。(ちなみに顔は似ていない。)

しかも原作どおりなのだけれども、花崎駅の近くが実家という設定。近くに住んでいる者としてはすごく気になるところ。なんとなくうれしいような悲しいような?

ちなみに花崎駅というのは、埼玉県東部にある東武伊勢崎線(東京から群馬の方に行く私鉄)の駅で、スカイツリーあたりまでだと、たぶん一時間半ぐらいで行けると思う。

でも埼玉県の人は東京になんとなくコンプレックスがあるから、「上京」と言ってしまうところがネタになっている。(たぶん神奈川県の人は言わないと思う)

サイタマノラッパー駒木根氏が、2の出演者山田真歩さんと結婚することになっている(ネットの写真を見て本当だと思っていた)し、田中の母役の辺見えみりさんが、意外にもすごくはまっていて、誰だかわからなかった。

ただ、佐々木希さんはないかな?ここだけは夢の世界。でも可愛くてよかった。

笑えるコメディーなのだけれど、妙な現実感のある不思議な映画でした。

Push6700