「わくわく動物らんど世代にゃあハマる一品」ライフ いのちをつなぐ物語 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
わくわく動物らんど世代にゃあハマる一品
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先日、不況経済でもがく人間共の弱肉強食を描いた『ヤバい経済学』を観たけど、捕食するモノ、されるモノが生きるために激しい攻防戦を繰り広げる厳しい自然界の弱肉強食の方が、面白味もスケールも何段も上手である。
水辺を走るトカゲを水面下から覗いたり、超ローアングル&スローモーションを駆使して、小ネズミとトカゲの追いかけっこをetc.工夫を凝らした撮影方法は興味深い。
断崖絶壁で繰り広げられた鹿の子供と狐との壮絶なデスレースはどうやって撮影できたのか不思議なほどダイナミックなカメラワークで一挙手一投足に息を呑んだ。
秋元康がパンフレットに、
「まるで神の眼差しのようで見事だった」と讃辞を送っていたが、本当にその通りやと思う。
特にチーター3兄弟がダチョウを狩る場面は鬼気迫る迫力に圧倒された。
動物モノの定番中の定番やけど、ああいうハンティングシーンは、やっぱりテンションが上がるね。
その要素は、動物だけ
でなく、ハエトリ草や葉切り蟻etc.バリエーション豊富で、膨大な取材量を“親子”愛でテンポよくまとめ上げる構成力に、人間という生物の逞しさとズル賢さを感じたような気がする。
では、最後に短歌を一首
『生きるため 試練を越えて 地球(ほし)の上 宿した命 幾度も抱ひて』
by全竜
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