「地味すぎる」声をかくす人 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
地味すぎる
法廷ものに期待するスリリングな駆け引きといった要素がほぼ皆無で、ひたすら権力の腐敗と、おばさんの気の毒な感じばかりが描かれていた。
リンカーンの殺害場面や、殺害犯など、もうちょっと面白くしようと思えばいくらでもできそうなのに、そういった要素を排除して敢えてこの路線を選んでいるのだろうけど、それにしても地味で退屈だった。おばさんの部分を端においてもメッセージは描けると思う。
首吊りの場面は怖かった。美術や俳優の演技は実在感が素晴らしかった。
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