Presents 合い鍵のレビュー・感想・評価

■編集プロダクションで働く由加里（広末涼子）。恋人の博明（玉山鉄二）は8年間も付き合っているフリーカメラマンで、互いに仕事が忙しくなかなか会えずにいる。
　そんななか、久しぶりに彼とデートをすることになった由加里。
　彼女は浮かれていたが、博明に突然別れを告げられてしまう。

◆感想

・角田光代さんの原作短編は読んでいたが、上手く纏めたなという印象がある。

・若き、広末涼子さんと抑制した演技で別れを告げる玉山鉄二さんもナカナカ良い。

＜日々の忙しさの中、気持ちが擦れ違っていた事に気付かなかった女性が、8年付き合っていた男からの別れの言葉に驚き、哀しみの気持ちの中、美容院に行きロングヘアをショートカットにし、且つて男から渡された合い鍵をじっと見てから返す姿が、何となく恋多き広末さんの姿とダブって見えた作品である。＞