「編集に難はあるけど、それをも超える魅力的な映画。」赤い靴 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
編集に難はあるけど、それをも超える魅力的な映画。
アンデルセンの童話をモチーフにした
1948年制作のイギリス/バレエ映画。
スターへの階段を登る主人公ヴィッキー。
同じく有名人へ仲間入りを果たすジュリアン。
同じバレエ団で繋がるダンサーと音楽家。
バレエ団は「赤い靴」を題材に新しい公演へ。
足を入れると死ぬまで踊り続ける赤い靴の話。
美しいバレエダンサー。
美しい舞台装置。美しい音楽。
公演は世界中で大ヒットする。
ついにヴィッキーはバレエを取るか、
それとも愛を取るか悩み、結論を出した。
しかし自身の意思とは別に靴は動く、
赤い靴に命があるように動き、踊る。
そしてラスト、彼が赤い靴を持ち
照明がそこを示すそのシーンは
なんとも悲しく、強烈な印象を残し終わる。
※
バレエを踊れるモイラ・シアラーも良いが
レオニード・マシーンの怪しくも躍動的な
バレエ・シーンはこの映画の成功を決定付けた
と、個人的には思う。
※
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