スーパー!のレビュー・感想・評価
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正義の鉄槌!悪い奴には容赦無し!
非力なヒーロー、素人ヒーロー、正義感だけのヒーロー・・・。
そんなところからかな~、この作品が「キックアス」のオヤジ版って評されるのも。 でも、自分的には全然違う作品だと思いました。 「キックアス」も少年少女の非道っぷり(グロさ)が話題になっていたけど、全体的な雰囲気に軽さっていうのがあった気がする。だから、ある程度の人に受け入れられるカルトにも成り得たんだと思う。 でも、これは違う。ホンっと、容赦なし!
まさにこれだね~。 エログロ大好きの自分にとって、このストレートな表現はまさに絶好球!思いっきり楽しませてもらいました。
エレン・ペイジ、もう~、めちゃくちゃ可愛い!あのコスチュームも色っぽくて安っぽくて大好きです。なのに、あんな目にあって・・・。
ネタばれにつながるので触れませんがちょっと(と、言うよりかなり驚きました)切なすぎます・・・。
リヴ・タイラー、こんな映画に出る人じゃなかったのに(失礼)。こんなB級のマニアックな作品じゃなく、「アルマゲドン」みたいな超A級の第1線で輝く大スターだったのに・・・。でも、この作品に最高の艶を与えてくれて、本当に大感謝です。
あ、もう一人いました。ケヴィン・ベーコン。この人も第1線で輝くスターだったのに。勿体ない使い方のようにも思われますが、作品的にはとても大きな収穫でした。 この作品辺りからかな。すっかり悪役が増えましたよね。
こんな登場人物たちがイキイキと、画面狭しと大暴れをしてくれるまさにド派手なエンターテイメントB級作品といえる一本でした。
どこか懐かしく感じる音楽もとても心地よかった。
ジェームズ・ガンはこの頃からすごかった
途中までは、半笑いで面白く観てて
リビーがジョインしてきたあたりから、これはどう考えてもやりすぎ自警団だし(ほんとに笑えなくなってくる)、これいい話で終わるのか?そうだったらきつい…この話大丈夫か?
となっていったのだけど、このエンディングはすごい。
ジェームズ・ガンはこの頃からすごかった。
あんだけしてなんで普通に生活できてんのか?
ってことはツッコミありだけど、
不男、拗らせ男の鬱屈と発散のタクシードライバー型映画に新しい回答を示してるように思った。
コミック的な手描き文字演出とか
きめ絵がジェームズ・ガンっぽい!とか
あまりにバカすぎる、不謹慎すぎるダークな笑いとか楽しいポイント盛りだくさん。
エリオット・ペイジは、今まで観た作品の中で
1番ぶっ飛んでてのびのびしてるようで良かった。
配信で鑑賞
ちょっといかれた女の相棒ボルティー(エレン・ペイジ)も ここに加わる。 麻薬ディーラーのアジトに潜入した2人だが、 悲劇的なことが起こってしまう。 この部分の描写は衝撃的だった。
動画配信で映画「スーパー!」を見た。
劇場公開日:2011年7月30日
2010年製作/96分/R15+/アメリカ
原題:Super
配給:ファインフィルムズ
レイン・ウィルソン
エリオット・ペイジ(エレン・ペイジ)
リヴ・タイラー
ケヴィン・ベーコン
ジェームズ・ガン監督脚本
ジェームズ・ガンと言う人は知らなかった。
マーベル・スタジオズの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が全米で2014年夏No.1のヒット作となり、続編でも脚本・監督を兼ねることになった。
なので今はマーベルの役人であるらしい。
フランク(レイン・ウィルソン)は
美しい妻(リヴ・タイラー)を娶ったことだけが自慢の男だった。
その妻を麻薬ディーラー(ケヴィン・ベーコン)に寝取られた。
怒りに燃えたフランクは自作のコスチュームを身にまとい
街の不良を懲らしめ始める。
ちょっといかれた女の相棒ボルティー(エレン・ペイジ)も
ここに加わる。
麻薬ディーラーのアジトに潜入した2人だが、
悲劇的なことが起こってしまう。
この部分の描写は衝撃的だった。
満足度は5点満点で5点にはならないが、
3点でもない。
4点☆☆☆☆としておく。
けっこうシニカル。
共演陣が豪華です
「キックアス」にあまりにも似ています。
違いは、「スーパー!」のほうがよりリアルでさえない日常を描いていること。
少なくとも、「キックアス」には、ヒットガールという本物のスーパーヒロインがいましたが、本作にはしょうもない自称クリムゾンボルトというイカれた中年コスプレオヤジと、頭のおかしいコミックオタク少女の相棒が登場するのみです。
ゆえに、「キックアス」はアメコミ・ヒーローもののジャンルに属する映画だと思いますが、「スーパー!」はどちらかというとコメディ映画ではないかと感じました。
この映画の見どころは、エレン・ペイジのエキセントリックな魅力と、ケビン・ベーコンの職人的なバランス感覚でしょう。
二人が出ていなければ、何の救いもないくだらない作品になっていたでしょうね。
リブ・タイラーもなかなか良かったです。
ちゃんと血も出るし、人も死ぬのに、暴力描写でわざと「WHAM!」とか「BLAMM!」みたいな擬音を混ぜたり、悪趣味な音楽がいただけませんでした。
2014.5.23
リビー・・・が主役?
全般に隠語が多すぎ。
アメリカ人てみんなそうなんかと思ってしまう。
コメディとしてみれば殺し方や殺され方が残虐、アクション映画とみればアクションはさえない。
あれだけ人を殴っているのにいつまでも警察に捕まらないのはアメリカのポリスがぼんくらなのか?
クリムゾンボルトがフランクとわかり捕まえに探りに行って殺された刑事、一人で捕まえに行くか?あほかと思った。
面白くなっていったのはリビーが登場してからかも。
フランクの命を救ったのに殺されてしまったのにはがっかり。
リビーは死んだらあかんやろ
他の視聴者が結構「キックアス」と比べているのでいつか見てみたい。
ところでサラは麻薬を断ち切れたのか?そうでないと誰も浮かばれません。
トロマの血筋
エレン・ペイジがかわいい!
前に一度みたような気がしたが、ストーリーが全く記憶に残っていなかったので、今回見たのが、なぜ記憶にのこっていなかったのか、その理由がよくわかった。おもしろくなかったからである。でも途中でやめずに最後まで見たから、まあまあということかな。監督のジェームス・ガン(だっけ?)はこの後、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやらアベンジャーズ・エンド・ゲームやらをつくったみたいだが、どれもまあまあ。どの作品もまあまあというのは、もしかしてすごいことなのかもしれない。
ポンコツヒーローもの
ヒーローの現実
冴えない中年男が奥さんを取られ屈折した考えからヒーローを目指すが、現実的にヒーローをやるとこんな感じになるだろうなという感じ。
鈍器のようなもので殴り、なにかが起こるのを待つ。
なにかと比較されるキック・アスのように主人公に感情移入できるようなものはなく、ひたすら危なっかしい。
相方の女の子は見てる分にはかわいいが、極端な正義感が行き過ぎて2人とも完全な危険人物と化している。
現実的なヒーローなのに後半、悪役退治シーンはアメコミ調でなんとも皮肉なシーンとなってる
相方の女の子と結ばれるなんて俺なりのハッピーエンドを期待したが、まさかの途中退場!
びっくりしてエッ!!って声でたわ。
ラストはそれなりに主人公は満足気だが視聴者サイドとしてはそれでいいのかって言うもやもやした気持ちのみが残った。
面白い面白いと見た人からの感想を聞いていたのでようやく視聴したが至って普通。
ケビンベーコンの小狡い悪役ぶりは良かった
本来のジェームズ・ガン
面白かった。
キック・アスより前の作品だと思ったら
後の作品だった。
それもメジャーにいまいちなれない要因なのかしら?
キック・アスの元ネタだと思って見てたから、
これパクられてんじゃん!と思ったけど、
キック・アスの後作品と言う事は、
キック・アスがヒーロー化され過ぎてることに対しての
ジェームズ・ガンなりのアンサーなんじゃないかな?
と思えました。
僕もヒーローって正しい存在として肯定的にしか
描かれてないけど、
悪人に対してやってることは復讐と言う名の暴力だし、
変身と言う名の変装はヤバい奴だと思ってたので、
そう言う点では、これぞヒーローって感じで
皮肉が効いてて楽しかった。
マーベルもよくコイツにガーディアンズを撮らせたな、
と思いました。
もっともリアルなヒーローはエレン・ペイジだった。
あの頭のおかしさこそヒーローのマインドじゃないのかな?
そしてヒーローの末路も救いはないけど、
あれで正しいと思いました。
主人公はもう頭の回路がやば過ぎて、
映画だから笑えたけど、
近くにいたら一番怖いヤツだった。
シャラップクライム!
だめ男が奮起して妻を取り戻すハートフルな展開を期待してたのに、無用...
狂気のエレン・ペイジ。
思い込んだ正義ってやっぱ怖いな
ある意味反則。でも考えさせられる。
前半は多少のグロはありながらもコメディタッチ。ちょっとギャグが野暮ったくてわざとらしかったのでちょっと意気消沈だったのがエレン・ペイジの参加あたりからテンポが上がっていって衝撃のクライマックス。
正直言ってリアルなスーパーヒーローというのは、ウォッチメン以降多くの人が待ち焦がれていたわけなんで、くるべくして来た作品という感じだと思います。それだけにそれやっちゃおしまいだろうという禁じ手的な表現、まあつまり露骨なグロが入ってくるわけですが、ちゃんと物語として出来上がっています。個人的には非常に好きです。アメリカンビューティーとか、アメリカン・サイコあたりに通ずる現代社会の闇と、明日の希望も糞もなく、それぞれがそれぞれの正義を主張するポストモダン、といった印象を受けました。
インターネットでいくらでも人が死ぬ瞬間を見られるのに、家の外に一歩出れば何事も起こらないまるで何かの呪いの様な退屈で平坦な世界、そういう世界で生きている人間には、彼らの心理にはどこか共感できてしまいまうのかもしれません。
あととても印象に残ったのはエレン・ペイジの台詞で「コミックだったら今の私たちはコマとコマの語られない部分にいるのかしら?(うろ覚えです)」というところです。仏教で「空」という言葉がありますが、本当のリアルというのは表現される記号と記号の隙間にあるのかもしれません。
そういえば、エレン・ペイジはジュノからその後の映画でも、どんな役をやっても「エレン・ペイジ風」になってしまうんで、この人は名優なのか、それしか出来ないのか、判断しかねていたんですが、この映画の役はとてもはまっていてすばらしかったです。見ていて「うわーこの人やばい」と思わせるほど真に迫った演技でした。役が映画を作った感じですね。
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