「もし、豪華キャスト共演でなかったら…」ニューイヤーズ・イブ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
もし、豪華キャスト共演でなかったら…
大晦日のNYを舞台に、8組の男女の物語を綴った、「バレンタインデー」に続く、ゲーリー・マーシャル監督による群像ラブストーリー。
「バレンタインデー」がパッとしなかった自分としては、姉妹編の本作も不発だったと言わざるを得ない。
並行して進む複数のドラマ、それぞれがリンクして…と群像劇の形は取っているが、どのエピソードも淡白で、魅力さも共感も感じられない。
群像劇の醍醐味である“深み”が決定的に欠けているのだ。
豪華スターの共演が本当の意味で救い。
ヒラリー・スワンク、ハル・ベリー、ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーといったオスカー受賞&ノミネート経験のある実力派、アシュトン・カッチャー、サラ・ジェシカ・パーカー、ザック・エフロン、ジェシカ・ビール、キャサリン・ハイグル、ジョシュ・デュアメルといった人気スターやジョン・ボン・ジョビまで。
この豪華共演が無かったら目も当てられない作品になっていただろう。
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