「愛も忙しい大晦日。」ニューイヤーズ・イブ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
愛も忙しい大晦日。
豪華スター競演の、特に心に残るエピソードではないけど^^;
とりあえず大晦日に味わっておこう的な群像ラブストーリー。
まぁラブといっても、親子愛を含めてですが。
何しろここまで登場人物が多いと、どれがどうで、誰が誰で、
終いには誰と誰がどういう関係?というのが興味の的になるが
そこそこ(笑いも含めて)まとまっては、いる。
最後の富豪のお相手があの…(爆)という期待外れかは、謎。。
どのエピソードをとってもベタ、ベタ、ベタの連続なのだが^^;
M・ファイファー演じるハイミス(古い?この言い方)がZ・エフロン
演じる配達人とローマの休日よろしくバイクに乗っちゃうところ、
中高年の夢を満喫させようとする演出の甘さに笑ってしまった。
彼女といえば、ひと昔前はピアノの上で仰け反って肢体を晒して
魅せるような色っぽさを放った女優、可愛らしさは相変らずでも
かなり地味にオバサン化してましたね~。彼女と気付かないほど。
この話もそうなんだけど、一つ一つの物語の人物の掘り下げが
時間的に間々ならないため^^;その背景がまったく分からない。
で、そのあたりで右往左往していると、すぐにお次のエピソード。
気持ちが入る間際に取ってすり替えられるストーリー展開とは、
まさに大晦日ならではの忙しさ、なんだけど^^;難しいのねぇ~。
G・マーシャル、無難に纏めてはいるんだけど完成度はイマイチ。
でもこんな大忙しのエピソード内でも、さすがの名俳優たちは
しっかりと心に残る演技をしてますね。
デ・ニーロはもちろん、H・スワンク、H・ベリーの女優陣も見事。
あの短さで、しっかりと泣かせどころを演じてしまうのがスゴい。
しかしこの作品、他にも(役名なしで)俳優たちの親族が出ている。
デ・ニーロの養子、監督の妹をはじめ、懐かしい所でA・ミラノ、
J・ベル―シなど(なんであの曲がかかるのかと思ったら)
しかし当然ながらどのシーンで?と考えてみても思い出せない^^;
ボン・ジョヴィは(歌う時以外は)すごく地味でアレレ?だったし。
あぁ~もったいない。しかしもう一回は観ないわなぁ。。
このNYで大晦日に行われるという、ボール・ドロップ。
まったく知りませんでした^^;
カウントダウンされる映像はよく見た気がするけど、アレか??
(慌ただしい中でも恋愛はできる!ってことかしら。どうなのサラ^^;)