僕等がいた 後篇のレビュー・感想・評価
全4件を表示
ラストシーンが惜しい
え、ラストシーン単純すぎない?
これだけ引っ張ってこのラストシーンはもったいなさすぎる(泣)
無理やりハッピーエンドにした感…。ハッピーエンドになるのは全然いいんだけど、これはちょっとがっかりでした…。
それまでのシーン雰囲気あってよかっただけに…。
でも、長編でしたが最後まで飽きずに見れて面白かったです。
30点
30点
なんか終始イライラしてもた。
なんでか後半テレビ壊しそうなったw
なんでかなー?わら
俺も矢野と同じ考え方してたからか
幼稚な恋やと思ってしまったのか
オカン自殺するの想定できたからかw
けど一回泣いたよw
過去に負けない未来
駅のホームで別れて5年…。
東京の大学に進学した七美は就活に奮闘する傍ら、音信不通になった恋人・矢野への想いを引きずっていた。
ある日七美は、音信不通になった矢野の秘密を知る事に…。
高校時代の煌めきや初々しい恋を描いていた前編に対し、完結編となる後編は、非常にドラマチック。悲劇的でもあり、さながらすれ違いメロドラマ。
母の病、学業と両立のバイト、母は精神を病み、そして…多くの苦境に直面する矢野は、薄幸のヒロインならぬ薄幸の男の子。
自暴自棄になり、全ての過去を捨てる姿は身を切る思い。
七美も自分をひたむきに支えてくれる竹内との将来を考え始めるが…。
新しく登場する比嘉愛未演じる千見寺がナイスキャラ。
新たな恋敵かと思いきや、七美とも矢野とも関わりを持ち、支えてくれる友人。そのイイ女っぷりは惚れ惚れ。
七美と矢野、七美と竹内、矢野と山本…それぞれの想いがすれ違い、絡み合い、時に切なく、苦しみながらも、 相手を想う心を美しく、温かく、強く伝えてくれる。
そして長年の想いが成就する大団円。
“過去に負けない未来”を、二人で歩み始める。
前編後編合わせて堂々4時間、いつしか作品世界に浸り、見応え充分のラブストーリーだった。
純粋な僕等がいた、昔。
前篇が終わって間もなく後篇、っていうのは有り難い。
間があくと、その時の感情が薄くなってきてしまうので…。
前篇がかなり良かったので、後篇も期待していたが、
まぁ予想通りの展開で、前編の良さには遠く及ばなかった。
でも考えるとある意味、学生時代の恋愛がキラキラしている
というのは本当、社会に出て世知辛い現実を味わえば自ずと
皆がそういう想いに至る。…となれば、これはリアルなのか^^;
うーんしかし、、人生いろいろとはいえ^^;
矢野が味わう人生の重さは後篇でもかなりのものがある。
少女漫画の世界には必ずある「不幸」という設定は分かるが、
幾らなんでも、ここまで障害が立ちはだかり過ぎるのも酷い。
そしてそれは、矢野を追い回す山本(本仮屋)にも通じるのだ。
この物語は恋愛モノとしては同世代の人達向けなのだろうが、
私達の世代にとって「親」としての資質を問われる内容がある。
親の育て方、接し方如何で、子供はこうも不幸になる…と。
男は(若かろうと歳だろうと)好きな相手に弱みは見せたくないの
だろうが、いきなり音信不通になられては、どんなに慈悲深い
女でも、そうは待っていられないものだと思う。今作の七美は
あくまでその想いを守り抜こうとするが、それが周囲の人生を
巻き込んでしまう純粋であるがゆえの残酷さ、に繋がっている。
後篇での彼らの感情の見せ方は、前篇のズキズキするような
痛みと違って、相手のためにと動けば動くほど傷つけてしまう
大人対応の結果を見せられている感じだった。実際にそんなに
何年も逢わずにいれば、お互いそれなりの人生に甘んじたまま
毎日を過ごしていくものなのだが、運命の再会を信じて…!?と
いう読者鑑賞者の期待を裏切らない怒涛の展開に目が離せない。
それにしても本当に…
自分の人生を振り返り幸か不幸かを考える年代になってみると、
あの時あんなに絶望した一時が、まるで懐かしい想い出のように
甦ってくる。あの出来事があって、あの絶望を味わったからこそ、
今こうやって漫然と(爆)生きていられるのかもしれないなぁと…。
いい意味でも悪い意味でも人間は図々しく図太い生き物なのだ。
ピュアな気持は失いたくないけれど(汗)
すごく純粋な僕等がいたのは、昔。という事実をこうして味わい、
想いを巡らせることができるから、現在を生きてゆけるのである。
…なので、想い出には乾杯。
(子供には親の絶大な愛情と信頼が必要、束縛しすぎもNGだわ)
全4件を表示