「霊に対する新たなアプローチは良いのだが」インシディアス たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
霊に対する新たなアプローチは良いのだが
クリックして本文を読む
引っ越した家で起こる怪現象。
家族に起こる異常。
ここまでは出尽くした感あるパターンだが、そこであっさりまた引っ越すのは笑えた(笑)
そこで怪現象がエスカレートするのと、その原因が幽体離脱で、救う方法もまた幽体離脱という、今までにないアプローチは面白い!
ところが、肝心な怖さはどうかと言うと、自分的にはう〜んて感じでした。
中盤まではすごく良かったんですよ!窓に一瞬現れる何者か。パトリック・ウィルソンの後ろに一瞬現れる赤い何者か。
でも本作は、それら全ての何者かを、これは霊、これはダルトンを狙う悪魔と、そしてそいつらの目的までご丁寧に解説してくれちゃう。
ここまでされると、こちらとしては、得体の知れないものに対する想像力が働かないので、視覚や音の恐怖しか伝わらなくなる。
だが視覚のほうも、クライマックスで長々とダース・モール出されてもなぁ...怖くないよ(笑)
人間の恐怖心て、少しの情報だけ与えとけば、勝手にどんどん膨らませちゃうんです。
例えると、日本の「リング」とか「呪怨」の1作目は、不条理感が半端ないし、霊の姿も少ししか見せないので怖いのだが、続編が作られる毎に、霊の出番が増え、過去が詳細に明かされるのに比例して、怖くなくなってしまう。
本作に関しては、唯一老婆のしつこさが謎で、ラストは好きなので、続編も観ようと思います。
コメントする