+1 プラスワン Vol.3のレビュー・感想・評価
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ワークショップ作品
ワークショップに参加した素人の俳優を使って、プロの監督が短編を製作。
『驚かせないでよ!』
監督 山川直人
☆★★
いきなり登場する女医と父親の演技がちょっと酷い。まぁプロじゃ無いからって、言い訳されても…。内容自体も、学生映画に比べて遥かに劣るお粗末な出来。
『今夜のメニュー』
監督 富樫森
☆☆
離婚するらしい夫婦の前に、旦那のDVに悩み妊娠している妻の妹が転がり込む話。
離婚を前提としているが、高額なオペラのチケットが出て来て、何となく復縁を匂わせる…が、あくまでもそれだけ。
中途半端なまま終わる。
『下校するにはまだ早い』
監督 篠原哲雄
☆☆★
インフルエンザで学校閉鎖をすべきかどうかを考える先生達に、人の噂が大好きなお母さん達。
何か有りそうな雰囲気を漂わせながら進むが、結局は特にどうこうと言った事も無く終わる。
こうゆう一見悪くは無いのだが、ダラダラとした話が一番観ていて困る。
『鶴園家のめまい』
監督 熊切和嘉
☆☆☆★★
上映終了後に出演者14+監督の合計15人による舞台挨拶有り。
何も知らずに出向いたので驚いた。壇上にこれだけ並ぶ舞台挨拶も珍しい。
殆ど素人さんだけに皆嬉しそうだ。
内容も今回の4本の中では一番面白かった。
お弔いでの弔い合戦をする兄妹。
冠婚葬祭の際に、居心地の悪さを経験した事が有る人には何とも身につまされる話。
撮影期間1日だけにしては、参加者を全員配置しなければならない訳だし、良く作られていると思う。
観ている間はモノクロの映像にする必要が有るのかな?とは思ったが、内容に対してのマイナスにもなってはいない。
妹役の彼女のふてくされた演技がなかなか良かった。
(2010年7月4日ユーロスペース/シアター2)
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