「イップ・マンの真摯な姿と本格カンフーに興奮!」イップ・マン 序章 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
イップ・マンの真摯な姿と本格カンフーに興奮!
ブルース・リーの師匠でもある実在の武術家イップ・マンの伝記映画。
アクションがメインに据えられ、久々の本格カンフーが嬉しい。
イップ・マンに扮するドニー・イェンは現在本格カンフーが出来る数少ない俳優の一人で、その無駄なくキレのある動きに釘付けになる。
武術の達人でありながら常に相手への敬意を忘れず、非常に謙虚なイップ・マン。
その姿勢は拳からも伝わってくる。
意外と奥さんに頭が上がらない所も人間味あってイイ。(この奥さん役の女優が伊東美咲もしくは常盤貴子似の美人!)
ブルース・リーが師としたのも、なるほど頷ける。
前半はイップ・マンの武術家としての強さ、人間味溢れる人柄を描き、後半からは戦争が勃発し、誇りを懸けて日本軍と戦う。
日本がまるで鬼畜のようなひどい描かれ方だが、当時の日本軍の悪行は今も反日感情が残るほどの周知の事実なので、致し方ない。
池内博之演じる三浦が一本筋の通った男として描かれている所に多少救われた思い。
ストーリーも余計な描写など無く非常にストレートで見やすく、真の武術家イップ・マンの姿と本格カンフーに満足出来る事間違いナシ!
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