劇場公開日 2011年2月19日

「骨太なカンフー映画。素直に面白い。」イップ・マン 序章 アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0骨太なカンフー映画。素直に面白い。

2021年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

怖い

興奮

後にブルース・リーを輩出する詠春拳。
武術・武道、護身術とは何なのか、
という事をイップマン(葉問)を通して、
考えさせられる。

ドニー・イェン演じる、イップマン。
とにかく凄いの一言に尽きる。
寡黙な中に友への優しさ、仁、義が有り、
アクションでは温さ、緩さは一切無い。
妻には頭が上がらない様に見せつつ、
家族への愛はしっかりと守る。
こんな人になりたいと思わせられる。

中国目線での日中戦争という時代背景、
日本軍の過剰な(?)演出は若干あるものの、
観ていて充分理解・納得出来る範囲内。
そして、池内博之が日本人らしさを演出。
アクション含めてもっと評価されて良い、渋い演技。

起承転結がしっかりあり、脚本と演出が光る。
大袈裟に魅せる事も無く、無難で地味だが、
その無難な地味さが上手く物語を重厚に。
だからこそ、アクションがさらに光って見える。

続編になるのも納得の完成度。
カンフーを観たくなったら、是非。

コメントする
アル