「シビれる」イップ・マン 序章 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
シビれる
戦争前の廖師範との手合わせや北拳拳士の道場破りなど、時代劇らしいアクションにワクワクしてしまう。
地元で対立してる武館の師範同士なのに、結構地元意識があって「よそ者には負けられない」で結び付く所はお互いがそこそこ認めあってるとこあるんだろうなぁって感じる。
当然、葉門がよそ者を懲らしめて皆が大喜びで締まるのだが、日中戦争の渦中になると皆が赤貧状態、貧しさは人品を貶める。皆、生きるのに精一杯。
ただ、日中戦争の嫌らしい部分は薄口に仕上げており、空手の試合に参加した日本兵は礼儀正しいし、三浦自身も誇り高い行動を示すため日本人が観ても極端に怒る人は少ないのでは?と思える。
三浦(池内)のアクションもそれなりで、変則の蹴りを鮮やかに繰り出していたのが印象に残った。
ただ、佐野は別だ(笑)
彼一人で日本の悪かった部分を背負ってしまったくらいの悪役だった。
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