劇場公開日 2012年7月14日

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リンカーン弁護士のレビュー・感想・評価

全48件中、41~48件目を表示

3.5マコノヒー復活の作

2014年3月9日
PCから投稿

楽しい

弁護士、ミック・ハラー。
決してエリートじゃない。普段はチンピラ達の事件を担当して小金を稼ぐ。
そんな弁護士の所へ、金持ちのお坊ちゃんの事件が持ち込まれ、話は予想外の方向へ展開していく…。

派手なアクションがある訳でもない。社会の巨悪を倒すっていう壮大な話でもない。
だが、何故だかとても面白い。

ちょっと古臭い雰囲気がイイ。昔のテレビシリーズ観てるみたいな感じ。
八方塞がりの主人公、どう決着をつけるんだーとハラハラさせながらラストまで引っぱる。

主人公の弁護士演じるマコノヒーがイイ。
弁護士という立場上、法廷では感情を表に出さない。が、観客は彼がハラワタ煮えくり返っている事がちゃんと分かる。押さえているけど、上手い。

その他、マリサ・トメイ、メイシー、ジョンレグ、マイケル・ペーニャなど、共演陣も渋くて豪華。運転手役のローレンス・メイソンも、なかなかいい味。



2011年、本作に出るまで、マコノヒーは低迷していた。2年くらい映画に出てなかったと思う。似たような役ばかりくるのでオファーを断っていたらしい。本作出演後、彼は怒濤の快進撃を見せ、『ダラス〜』ではアカデミーも取った。本作は、マコノヒー復活のきっかけとなった作品の一つなのかもしれない。
(本作と全くテイストが違うが、マコノヒー2011年の出演作『キラー・スナイパー』での怪演も面白かった。)



個人的にちょっと残念だったのは、この『リンカーン弁護士』、最初はトミー・リー・ジョーンズが監督するとアナウンスされていた。マコノヒーが出演を決めたのはそこらへんにも理由があったのではないかと思う。
トミリーの監督作(『メルキアデス〜』『The Sunset Limited』)が好きなので期待していたのだが、気付いたら別の監督さんになっていた。トミーリー版の『リンカーン弁護士』もちょっと観たかったなあと思う。

そんな個人的な願望はともかく、本作、なかなかの佳作だったと思う。

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小二郎

4.0チョイ悪なマシュー・マコノヒー弁護士

2014年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

マシュー・マコノヒーのチョイ悪弁護士っぷりをこれでもかと見せつけられた序盤は正直何度か睡魔に襲われてしまい、これは評判に反してハズレ映画かも?と思わされたものでしたが、物語が動き出してからは息を呑む展開に終始惹きつけられっぱなしでした。

何度かピンチに陥りつつも最後は爽快なラストを迎える展開は、まあよくよく考えればこのジャンルの定番中の定番ではありましたが、法定物・サスペンス物のツボどころは余すことなくしっかりと押さえられていましたから、鑑賞後の満足感は確実に得られる映画だったと思いましたね。

現在の事件と過去の事件がリンクして、正義とは、司法とは、弁護士とは一体何なのかを問いかけるような作風になっていたのも、物凄く好感が持てた要因の一つでした。
司法、法律、法定の裏では様々なものうごめいていて、単純に正義や悪で片付けられるものじゃないのは重々承知ですが、志だけはこうあって欲しいものだなと・・・強く思わされましたよ。
その割に堅苦しい感じではなくしっかりとチョイ悪ぶりも発揮されてましたから、そんなギャップで楽しめた映画でもありましたね。

今までマシュー・マコノヒーはそれほど好きな俳優ではなかったですが、こう言う演技もできるなら、今後は円熟味を増したマシューがどんな演技を見せてくれるのか、注目してみたいです。
それにしても、マシューの親友役を演じたウィリアム・H・メイシーは相変わらずいい味出してたな~。

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ヴァル

5.0あぶない弁護士。

2012年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

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ハチコ

4.5アメリカの弁護士かっこいい

2012年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 リンカーン大統領が政治家を志す前の若手弁護士時代を描いた映画かと思ったら、車のリンカーンをオフィス代わりに使っている現代の弁護士の話だった。

 とにかく忙しく金を荒稼ぎして、高い法律スキルを駆使して時に手を汚し、弁護士として非常に活躍している様子がかっこよかった。また、意に反する弁護活動をする時も手を抜くことなく依頼人の利益を精一杯守ろうとしている場面は非常に複雑な内面を見事に表現していて素晴らしかった。

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吉泉知彦

4.0リピートカスタマー。

2012年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

裁判物と言えば、法廷での駆け引きが多くなり、動きが少なくなるので、退屈することもある。
でも、これは、程良かった。

スクリーンで見るのは久しぶりのマシュー演じるちょい悪弁護士。
暴走族相手に、お金を稼ぎ、裁判にも勝ち、悠々自適の生活。
のはずが。。。

「ちょい悪のこの俺様が、こんなワナにひっかかるとは。。。どうしてくれよう!!」

悪そうに見えて心底悪くなくて、良さそうに見えて本当はとんでもなく悪くて。
そんな配役も良い。

法律の網をかいくぐる駆け引きがおもしろい。

ウィリアム・メイシーやマリサ・トメイ達が脇を固めて、堅実な仕上がり。

久しぶりのジョシュ・ルーカスもね。

私達平凡な日本の民間人は、弁護士のお世話になることは少ないだろう。

訴訟社会のアメリカでも、≪リピートカスタマー≫とならぬようにしたいものですね。

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りりー

4.0ちょいワル弁護士のスカッとする法廷サスペンス

2012年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

いわゆる法廷サスペンスものだが、カネが取れるところからはいくらでも取ろうという、ちょいワルで一流の腕利き弁護士ミックが主人公だ。
序盤は、軽快にミックの辣腕ぶりを披露する。
そして、そのミックを手玉に取ろうという若者ルイスが現れる。彼は暴行事件で告訴されるが、一貫して無実を訴える。

ルイスが無実かどうかなど疑問にもならない。疑問の焦点は、なぜ弁護士にミックを指名したか、その一点だ。
若者は資産家の御曹司で、高級車を乗り回し、自由な生活を送り、社会的地位が高く、法によって手厚く保護されている。
憎たらしいほど頭が働き、ずる賢い彼は、弁護士と依頼者間に於ける“秘匿特権”を逆手に取る。弁護士と依頼者の力関係が逆転してしまうところに、この作品の面白さがある。

本件の裁判で、ルイスの悪の正体を暴くことが許されないミック。法律のプロであり百戦錬磨の弁護士が、この難局にどう立ち向かうのか?
先が知りたくてウズウズするのだが、裁判ではあの手この手で検事をやりこめ、不本意ながらもルイスの無罪を勝ち取ろうとするから、話は混沌とする。
いったいどう決着をつけるのか、リアルタイムで進む法廷シーンを見つつ、形勢再逆転の切り札を探索し続ける頭は完全にオーバーヒートだ。
やっとミックの作戦が明らかになったとき、それはもう、してやったりとスカッとする。

ミックとリーンカーンの運転手アールとのやり取りが軽妙で、一服の清涼剤となっている。

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マスター@だんだん

3.0リーガル・サスペンスが好きな方にはお薦め

2012年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

すごい盛り上がりはないのですが、法廷のシーンは見ごたえがありました。
もし実際にあんなに司法取引があったら、、、と思うとアメリカってすごい国。

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きなこ

3.5波が2回

2011年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

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Blue
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