「愛に生きる」ゲーテの恋 君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」 ☆くっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
愛に生きる
サブタイトルが~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~からもわかるように
文豪ゲーテの傑作に秘められた恋の物語です。
一瞬にして恋に落ちるとはこういうことなのでしょうか。
最初の恋文は、相手に書かせたいとお互いに思う様子や
情熱のままに愛し合う様など
若いというより、微笑ましいほどに幼さを感じます。
もっと、たくさんの愛の詩が散りばめられるのかと期待していましたが
それは期待外れでした。
若き日のゲーテの恋物語なので、幼い恋の物語になっています。
愛情溢れ、愛の遍歴を経たゲーテが加筆したとしたら
どんな物語になっていたでしょう。
自殺ブームまで引き起こした「若きウェルテルの悩み」
恋に破れ死を考えた青年ゲーテは、愛の遍歴を重ね「もっと光を!」という言葉を最期に残しました。
愛への執着は、生への執着につながるのかもしれません。
そんなことを考えました。
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