「世界33カ国で9800万部売り上げた児童小説が原作!」マジック・ツリーハウス kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
世界33カ国で9800万部売り上げた児童小説が原作!
魔法の国ではモーガン(真矢みき)が生徒のために余計な魔法を使ったため、魔術師マーリンによって魔法を封印されネズミの姿に変えられる。そのネズミを見つけたアニーは“ピーナッツ”と名付け、彼に導かれるまま、森の中のツリーハウスにたどり着く。マジック・ツリーハウスは誰が何のために建てたのか?よくわからなかったが、そこの本から「ここへ行きたい」と言うと、ツリーハウスがその場所へ連れて行ってくれる。最初に行ったのは恐竜の世界。ティラノザウルスに追いかけられ、ピンチの連続だったが何とか生還。草叢で見つけた“M”の文字が刻まれたメダルを見つけ、それを4つ揃える冒険に出たのだ。次なる世界は、中世のお城。そこでも衛兵に追いかけられピンチとなるが生還。そして、火山で壊滅する最期のポンペイへ。さらに海賊の島・・・
理不尽な話なわけじゃなく、ちょっと未熟な魔法教師モーガンに老魔術師が人間の子供を利用して、魔法を使わなくても問題解決の可能性を経験してもらう話。もちろん魔法を使っての冒険ファンタジーなのだから、子供たちには必ず助け舟が用意されていて、命を取られることはない(後で冷静になって振り返ると・・・)。子供たちとともに、モーガンのネズミが成長していく過程がいいのだ。
特にドラえもん映画ファンの間では不評のようだが、妹を持つ兄の立場で見ると、これがまたワクワクドキドキしてしまうのだ。特に最後の冒険に旅立つ前にジャックが見た夢は、妹のことを思えば冒険に出たくなくなるぞ!『ドラえもん』シリーズのように、銃には銃で対抗するなんてこともないし、平和的。しかも、便利グッズに頼ることもないのだ。モーガンの魔法は封印されているわけだし・・・