「本物を知る男 バンクシー」イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
本物を知る男 バンクシー
この作品は話の盛り上がりとしてはホントに徐々になので、
中盤まで集中力が要される。
しかし、ティエリーとバンクシーが出会ったあたりから、
俄然面白くなっていく。
最後の個展に集う客のコメントに失笑してしまうが、
これは裏話を知っているから失笑するのであって、
実際自分がLAで一般客としてこの個展に行き、
コメント求められたら、
「いやー、MBW、サイコーっす!」と言ってしまうと思う。
本物の玄人とかプロの世界というモノは、
世間とはかけ離れた深さのレベルを知っていて、
その価値観というのは一般的には理解されないもんだなと、
でも世間的に「成功」する人はその価値観とは関係ないんだと、
この皮肉が何だかズキズキくる。
いろんな事を知った風で話している自分が恥ずかしいと思った。
でも自分はプロではないので勘弁して下さい。
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