「【”カンパニオ”心優しき夫婦が作るパンを分け合い、心癒されていく3組の男女の姿を、夏、秋、冬の北海道の自然を背景に描き出した、優しいトーンの作品。】」しあわせのパン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”カンパニオ”心優しき夫婦が作るパンを分け合い、心癒されていく3組の男女の姿を、夏、秋、冬の北海道の自然を背景に描き出した、優しいトーンの作品。】
ー パンカフェを営む夫婦、水縞夫婦(原田知世&大泉洋)と、その店を訪れる客たちの人生を描いたドラマ。緑の草原、真っ白な雪など、北海道の春夏秋冬も楽しめる作品。
久しぶりに、北海道に行きたくなります・・。-
■東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ・マーニを始めた夫婦・水縞りえと尚。そこには夏秋冬それぞれの季節にさまざまな思いを抱いた客がやって来て、水縞夫婦が作るカンパーニュなどのパンや、スープを食べて、夫々の拘りを幸せを見つけていく。
◆感想
・監督、脚本が、三島有紀子さんと鑑賞後に知って少し驚いた作品。何故なら、三島監督のその後の作品は、シビアな内容が多かったからである。
・今作が醸し出す、優しい雰囲気は矢張り原田知世さんの、透明感溢れる柔らかい姿と、北海道と言えばこの人、大泉洋の原田さん演じるりえをいつも、気遣っている姿からだと思う。
ー しっかりとは、描かれていないが実はりえさんも、東京で疲れてしまって、自然豊かな北海道にやって来たのではないかな・・、と私は思いながら観ていた。-
・2011年公開作なので、既に亡くなられた名優お二人が夫婦役を演じられた”冬”の物語や、未久ちゃんとそのお父さん(三石研)が、妻・母と別れ、傷ついた心をりえが作るスープで癒す”秋”の物語が、個人的には好きだったな。
<店の常連(あがた森魚)がいつも抱えていた、大きなカバンからアコーディオンを出して演奏するシーンなど、ほっこりするシーン満載の作品である。
心、穏やかになれる映画です。
ナレーションの女の子が誰かが分かったシーンも多幸感に浸れます。>
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