「浪花節だよ人生は。」サンザシの樹の下で マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
浪花節だよ人生は。
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酒井美○さんに似た女優さんだと思った。しかし、社会主義を懸命に支える女性戦士と言うキャラクターては、似合わないキャストだと思う。
この映画の主旨は、文化大革命と言う過酷で無慈悲な社会を『毛沢東』の教えを忘れずに賢明な中国人民は耐えた。と言う事だろう。さて、
それはともかく、
相変わらず、こう言ったお涙頂戴映画を、事情を知らずに日本人は喜んで見る。つまり、自分が『中国人』や『そう』でなくて、平和で良かったが根拠になっている。
抗日運動や中国大飢饉や文化大革や天安門事件が、どんな悲惨な時代であったか考えると、この二人の不幸な事など泣く価値も無い。
兎に角、この監督は、日本の山田洋次や市川崑、そして、レニ・リーフェンシュタールに似ていると僕は感じた。
あと、まだ、30分もある。全く緊張感が感じられない映画だと思うが。中国四千年の歴史を、どこでもある純愛劇で誤魔化してもらいたくない。
追記 途中『二人組に騙され妊娠させられた。だから、中絶する』と言った場面が出てくるが『四人組』と『一人っ子政策』の正当性を語っているように感じた。
演出も演技も臭過ぎる。浪花節だよ人生は。
白血病ではなくて、文化大革命で『粛清された』とかだったら、理解できるけどね。ベットに横たわる姿と、人民服着込んだ党幹部の姿を見ると、そう見えるけどね。多分、白血病でなければ、当局が許さないのだろう。さて、
北京オリンピックを撮った監督と言う事で、彼の真価が分かる。
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