「さくっと楽しい1作」猿の惑星:創世記(ジェネシス) yujiさんの映画レビュー(感想・評価)
さくっと楽しい1作
クリックして本文を読む
創世記ということで全てはここから始まるという記念すべき1作。感想を言うと、題名の通り、さくっと気軽に観れた。時間も長くなく、ストーリーも分かりやすいので、アクションを単純に楽しみたい人は気に入ると思う。なぜ、人類が滅びたのか?という疑問にこの1作は見事に答えてくれている。猿が知恵がつけて人間を排除し出しただけでは、そうは言っても人間が猿に負けるはずないだろうと思っていたが、猿に知能向上という効果を与える一方で、抗体を持たない人間を殺す作用があるという一石二鳥(猿にとって)の薬を発明したことで俄然、納得がいった。そして、知能をつけた猿を抹殺せずに森に放っておいてしまったことが人間が滅びることになった一因でもあると思う。
この猿たちは人間よりも人間らしい。ゴリラの自己犠牲を観た時は、さすがにうるっときてしまった。単純な俺。
知性を持つということは、黙るということだ。余計な事に、いちいち感情的にならない。そして、目的の為にひたすら考え、実行する。そして、その実行力に周りを実力を認め、リーダーとして、敬う。これは、人間にも当てはまることで、力を誇示する者は、一時的には崇められるかもしれないが、周りを支配しようとすると逆にそれに逆らう者が必ず現れる。それより、周りを裕福にするということに力を注ぐリーダーは、尊敬される。
そんなリーダー観も考えさせられる映画。おすすめです。
コメントする