「いつも思うのだけれど、若い人より、オールドファンの人達の方がマナーが悪い。」猿の惑星:創世記(ジェネシス) Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
いつも思うのだけれど、若い人より、オールドファンの人達の方がマナーが悪い。
いつも思うのだけれど、若い人より、オールドファンの人達の方がマナーが悪い。
夫婦でしゃべりながら見たり、前があいているからといって靴をぬいで前の座席の背もたれに足をかけたり、子供用の座席マットを足の下にひいたり、持ち込み禁止なのに外で買ってきたものを飲み食い(たいていゴミはそのまま置いていく)、あげくのはてには携帯の着信音を上映中に鳴らしていた(さすがに通話はしなかったが・・・)。
もうこっちの方が「猿の惑星」状態になっていて、映画に集中できず、非常に困った。
内容的にはティム・バートン版と同じで、昔のシリーズとはほとんど関係ない、設定を一部だけ借りた、あやかり映画でした。
展開はわかりきっている感じでしたが、脚本や演出がよいため、最後までまったく飽きずに、おもしろく見られた。
猿の顔はCGなのに、特殊メイクみたいに表情が豊かで、しっかり演技していたし、体型や動きは、現実を多少超えているところもあるけど、CGならではのもので、素晴らしかった。
キャラ的にも、怖いというよりかわいい感じで、ディズニー映画でも通用しそうだった。
ただ減点ポイントとして、猿なのでなにを考えているかわからないけど、人間不信になるきっかけの迫害やイジメが、すごく甘いものだったこと。
あの程度の迫害やイジメで、反撃や反乱では、あまり同情できず、すっきりしない。
あと、テーマがよくわからない。
次回作以降にわかるのかもしれないが、猿と人間の友情なのか?人間社会でよく起こっているデモや暴動にかけているのか?人間の傲慢さが神の怒りをかったということなのか?(それとも、どれでもない単なるご都合主義?)その辺をはっきりしてもらえればもっとおもしろかったような気がする。