「良作です。」猿の惑星:創世記(ジェネシス) いも男爵さんの映画レビュー(感想・評価)
良作です。
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バートン版のリメイクが最悪だったので観るのが少し不安だったのですが、そんな不安を吹き飛ばすほどの良作でした。
ストーリーは主人公であるチンパンジーのシーザーをいきなり天才にせず、年月を経過させながらじっくりと知識を蓄えさせていった点が良かったですね。それによってシーザーを知性を高めていくのと同時に人間に対する不審を募らせていくのも納得できますし、このプロセスがあることでシーザーが人間の言葉を初めて話した時の衝撃や最後に見せるウィルとのやりとりにも感動できるものとなっています。ただ最後が『バイオハザード』っぽいのはどうかと思いますけど。
シーザーや仲間のオラウータン(こいつがまたいい味出しています)アクションはCGと分かっていながらも本物じゃないかと思ってしまうほどでリアルで、町の襲撃や橋を渡るシーンは物凄い迫力でした。これはシーザーを演じてるのが『ロード・オブ・ザリング』シリーズでゴラム、『キングコング』ではキングコングの演技を担当したアンディ・サーキスと上記の作品と『アバター』でクリチャー系の特撮製作を担当してきたWETAデジタルならではの賜物といえるでしょう。
その一方、隠れたお楽しみとしましてはアンディと『ハリー・ポッター』シリーズでドラコを演じてる俳優さんとの共演で、『ロード』シリーズと『ハリポタ』シリーズの俳優さん同士による共演は今作が初めてだと思うので、そういった意味でも楽しめる作品です。
続編有りきな終わり方ですが、どうでしょう?
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