「自由がすべて!」猿の惑星:創世記(ジェネシス) 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
自由がすべて!
遅ればせながら、ようやく観ることができた。いくら愛を注がれても自由がない暮らしはもう嫌なんだ・・・ シーザーはそう思ったんだね。今、アフリカ大陸で次々に起きている民衆の蜂起。何だかそれを彷彿とさせている感じで興味深かった。観る前は、どうして猿に薬を与えることになるのかなと思っていたが、病気を治そうとするためだったんだ。それも現代的といえる病気を! そこらへんが脚本の勝利かなと思う。人間側の動機もわかるし、猿側の気持ちも両方ともよくわかる。どちら側にも感情移入できるからこそ、感動が生まれる。しかも長すぎず、無駄な描写は入れずタイトにまとめている。エンドタイトルがおそろしかった。冒頭から引き込まれ、最後までおもしろく観た。
コメントする