「賢い猿が考えたこと。」猿の惑星:創世記(ジェネシス) ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
賢い猿が考えたこと。
どこぞの番組で某アイドルグループの一員が今作にコメント、
「よくできた猿映画という感じ」などとおっしゃっていたけれど、
まぁ確かにそうであり、それ以外に何がある?映画でもある。
あの猿の惑星の創世記を描いた今作、猿がどうやって人間を
支配するまでになったのか。そのプロットを解き明かすらしい。
子供の頃に観た一作目のあのラストの衝撃は凄かった。
えぇーっ?そうだったの!?米国などまったく知らない私でも
あの横たわる○○を見た瞬間にそれがどういうことか分かった。
いや~巧いわ、猿の着ぐるみも(意識から)吹っ飛んだもんね。
そういえば2001年にもあったっけ。T・バートン版が。
M・ウォールバーグはメイク要らないね?なんて書いた気がする。
(ホント失礼な奴だ、私って)
あれから10年!今や技術はこんなに進歩して、P・キャプチャー
演技の第一人者A・サーキスが演じるともう、猿にしか見えない。
それも人間以上に感情表現に長けた、猿である。
その演技はほぼ予告で観られるが、何だろうあの目つきや仕草、
人間より高度な能力を持ってるんだよ、僕は!と言わんばかりの
賢さと正確さ。残念ながら人間たちは(開発者のウィルでさえも)
みんな愚かで鈍感に見える。自然保護施設で(虐待施設じゃんか)
オランウータンと二人「人間たち、賢い僕らが嫌い」と手話で話す
シーンがエラく切ない。そもそも彼らは何も悪くはないのだから。
勝手に捕獲して、実験を施し、それで危険を増せば殺してしまう。
動物の生命を何だと思っている。これじゃあ彼らに復讐されても
仕方ないよね!と思わせるところまで(確かにそうでないと困る)
猿たちの驀進撃が始まるのだが…。
これはまだ序章の序の口??
おそらく続編が次々と作られるんだと思う(でないと繋がらない)
人間に感染したウィルスがこれからどんな猛威をふるうのか。
それにしても隣の親父パイロットには、えらい災難だよなー^^;
あのヒトすでにこの創世記で復讐対象にされていますからね~。
J・リスゴーもかなり爺さんになりましたねぇ。F・ピントも出てる。
ハリポタの彼がまた意地悪な役やってるのはどういう洒落なの^^;
というわけで、序章としてはまずまずの作品。次回からが怖い…?
(子供のシーザー、外で遊びたかったんだよね。あの場面も切なかった)