「九龍城」トータル・リコール いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
九龍城
またフィリップKディック原作の映画が生まれてしまった。
『これは現実なのだろうか』という主題ならインセプションのほうがだいぶ上の出来。
だけどインセプションは傑作なのでくらべてはいけないかも・・・
すこし、スパイ設定が弱い気がします。
現実かどうかわからない、記憶を疑う、ってことがもっとガツンときてたら佳作
一番疑ったのは説得されるシーンで白っぽい画面が夢の記憶と酷似していてその演出はとても良かった。
でも終盤はちょっと弱かったかなあ
本当は裏切ったように見せかけていただけで、実際に二重スパイだったとか
どちらの勢力にも記憶を書き換えられていた
とかの描写があって
観客にもどちらが本物なのか?と疑問を抱かせるようなシーンが足りない。
そこらへんがね・・・
雑多な街並みは九龍城のようです。
スプロールSFが好きな人におすすめ
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