「パケ詐欺ハゲ」ロシアン・ルーレット(2010) たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
パケ詐欺ハゲ
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以前オリジナル版を観た時に思ったのは、ロシアン・ルーレットだけで映画を作ろうというコンセプトは面白いのだが、途中からダレてくるなぁ〜て感じでした。
このゲームは戦略的要素が無いから、2回戦3回戦と進んで弾が増えても、やってる事は同じで運に任せるだけなので、最初の緊張感が持続できないんですよ。
監督はそれを知ってか、ミッキー・ロークというオリジナルには無いキャラクターを入れたのだが、彼のエピソード浮いちゃってますね。
出場者にレイ・ウィンストン、ミッキー・ローク、そして主役も終盤まで死なないであろう事は容易に想像できてしまうので、ミッキー・ロークあたりを殺しちゃったほうが面白かったかも。
主役のサム・ライリーの演技は、会場に着くまでの不安、着いてからの後悔、ゲームが始まってからの恐怖が、こちらにも伝わってきて非常に良かったです。
ゲームで運を使い果たしてしまったかのような、駅からの不運は可哀想だが、映画としては面白い。
もっと良かったのが、進行役のマイケル・シャノン。
彼の異様なハイテンション演技が、会場とゲームのイカレ具合をよく表現していたと思います。
そして最後に、ジェイソン・ステイサムがDVDのパッケージに1番でかく載っていますが、彼は主役じゃなく、ただのクソ野郎の脇役ですから(笑)
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