劇場公開日 2012年11月24日

  • 予告編を見る

「訳分からん!…と言う前に、この2点だけでも見て欲しい!」ミロクローゼ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0訳分からん!…と言う前に、この2点だけでも見て欲しい!

2015年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

一体どう説明したらいいのか、どう評したらいいのか。
好き嫌いハッキリ分かれる。
分かり易い娯楽作が好きな人はダメ、「嫌われ松子の一生」「愛のむきだし」のようなハイテンション異色作が好きならツボにハマる筈。

偉大なミロクローゼに恋をしたおかっぱオレンジ頭の外国人オブレネリ・ブレネリギャー。
世の草食男子に渇を入れる超傲慢毒舌青春相談員・熊谷ベッソン。
さらわれた恋人を探し時空を旅する片目の浪人・タモン。

3部構成。
それぞれ、ラブファンタジー、ミュージカル調コメディ、はたまたスタイリッシュ時代劇アクション!?

各々リンクする訳でもなく(ちょっとだけするけど)、ストーリーなんて有って無いようなもの。
終わり方もお口あんぐり必至。
一応3人の男の愛についての話なのだろうけど、理解不能。
下らない!…と言うなら言えばいい。
でもその前に、この2点だけでも見よ!

絵本のようなカラフルさ、ノリのいい音楽、スローモーションのチャンバラシーンはカッコイイ。
シュールなのはシュールだけど、テンポや独特のセンスは見てて飽きない。

オブレネリ・ブレネリギャー、熊谷ベッソン、タモンを演じるは、山田孝之の一人三役。
可愛い子供っぽかったり、超ハイテンションだったり、男臭かったり、まるで別人のような怪演は天才的!
これだけでも本当に見る価値あり!

近大