「歯車が一度…」生き残るための3つの取引 KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
歯車が一度…
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狂うと、もはや転落するのみ。人間は誰しもが弱い生き物。ノンキャリの班長も後輩に出世を抜かれ、悔しかったのは非常によく分かる。そんな無骨ながら迎合せず、とことん悪を追い詰める班長を部下たちも慕っていたはず。けれど、警察が悪に手を染めてしまったら一巻の終わり。韓国映画さながらのスピード感ある展開に引き込まれた。しかも、でっち上げた犯人が真犯人だったなんてという驚愕の事実。不正して部下まで殺してしまって、一体なんだったんだ。彼にとっても事実が明るみになり、逮捕されるよりも、ああいう死に方で良かったのだと思う。悪徳検事がまだ挽回のチャンスがあるというところにも、そして国旗が映りながらのラストも国家の不正は続くというメッセージが込められてる感じがして良かった。全体的に音楽だけがちょっと軽かった。マ・ドンソクが若いなぁ。
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