劇場公開日 2012年3月24日

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「もっと オリジナリティを」第九軍団のワシ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もっと オリジナリティを

2011年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

プレビューで観るかぎりでは、「ご主人さまと奴隷と…」という あまり耳にしない配役で 新しさを感じたのですが、全編とおして観ると そうでもなかったです。 面白かったのですが、新鮮さやオリジナリティを 感じません。 『ロード・オブ・ザ・リング』や、『300』、最近観たものでは 『ロビン・フッド』などにも似ている気がします。 なので、期待度を下げて観ると 満足できるかと…

西暦120年、ローマ帝国の支配下だったカレドニア(今のスコットランド)で起きた内乱を 平定するためローマ帝国最強の第9軍団が出撃するが、そのまま消息を絶ってしまう。 その20年後、第9軍団の副司令官だった父親を捜すため 軍人のマーカスが冒険の旅に出る(作品情報より抜粋)。

主人公(ご主人さま)マーカスを演じた チャニング・テイタム。 いつ見てもセクシー・ボディ全開の イイ男♡ お芝居も 回を重ねるごとに上手くなっている気がします。 今回は 踊るシーンはないものの、槍や剣さばきなど 運動神経バツグン!ってところを 惜しみなく披露。 凄味をきかすという場面は もう一息ですね (だって恐くないんだもん♡、笑)

奴隷・エスカを演じた ジェイミー・ベル。 キュートな男子。 『ディファイアンス』では 繊細な心の弟・アサエルを好演していたジェイミー。 いつも難しい役どころに挑戦する姿勢は すばらしいと思います。 プレビューでは 迫真演技に映ってましたが、実際は…まだまだ、ですね。 どうせなら、もっと絶望して 根性の曲がった奴隷くらいの設定から始まれば、後半も 共感できたかも。。 というより 主演のチャニングも若いし、どちらも押しが弱いというか 爽やかさでもってるという印象でした。 ジェイミー、ちょっとだけ『ターミネーター4』の アントン・イェルチンに似てました。

マーカスの伯父さん役に ドナルド・サザーランドが出てましたが、おまけ程度の 役どころです。

ロマンス一切なし、最初から最後まで “男祭り”の作品です。 撮影場所にもこだわりを感じるという部分では、一見の価値ありかと。。 チャニング好きの方、必見です★★★

P.S. プチ・ネタバレですが…… エンディングの(刑事ものコメディのような)二人のセリフで、「じゃ、続編でも作れば?」と シラケてしまった。。 なので-0.5の3.5評価。 あれがなければ、もっと男気で終わってくれれば、少しは重みのある作品になりえたのに。。ザンネン。

Blue