劇場公開日 2011年9月10日

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「あえての昭和テイスト」探偵はBARにいる 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あえての昭和テイスト

2013年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

個人的嗜好として
ハードボイルドは『軽さをまとった』というのが好み。
日本製でいえばTVドラマ『探偵物語』=松田優作が至高。
原作は未読だが、そーいったハードル設定をしてみても
この映画は合格といっていい出来だと思う。

『探偵物語』を引き合いに出したのはご子息が出てるからですね。

ハッキリ言って松田龍平はもうけ役。
探偵の運転手、というか相方。
掛け合いはバディムービーのようだし
キャラ設定はオイシイし
龍平独特の濃さを今回は薄めて、ライトでいい味。

おっと主役の話も。
今まで大泉洋は特別好きでも嫌いでもなかった。
笑いの要素がない役者のコメディ演技は失笑ものだがその点は心配なく見れた。
シリアス演技の重さ不足かなとも思ったが全体的には悪くない。

物語=探偵への依頼+謎の解決は
ミスリードを散りばめ、先を読まさないようにしてある。

脇役も中々良かった。
特に高嶋政伸。(今後は怪優への転向を勧めます)

1つだけ文句があるとすれば
大泉洋がボコられた後、回復するのはかまわないが顔がキレイに戻りすぎ。
あそこは『チャイナタウン』のジャック・ニコルソンよろしく
絆創膏を貼った顔でやるべきだな。

オセロを置いているバーに行ってみたい気分になりました。

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散歩男