劇場公開日 2011年10月8日

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「理解ある妻がほんのりと幸せをもたらす幸運な事例」ツレがうつになりまして。 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0理解ある妻がほんのりと幸せをもたらす幸運な事例

2015年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

総合60点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 仕事の忙しくない自由業の妻が現実を受け止め理解を示して支えてくれて、のんびりとした雰囲気の中で家に彼の逃げ場があったのは幸運だった。さらに幸運にも、妻は漫画家として自立も出来たし、身近なことを題材にして本も出せた。愛情のにじむ温かみのある話に仕上がったと思う。
 だけどこのような幸運な人ばかりでもないだろうし、むしろ仕事もなくし家族からも理解されないような人って多いのではないかな。幸運に恵まれなかったそんな普通の人々はどうなるのだろうか。観ていてそんなことを想像していた。それとうつになるまでに過程がかなり省かれていて、そうなるまでの苦しさがあまり伝わってこなかった。うつからの癒しはあったけれど、厳しさの描写は足りないように思った。悪い作品ではないけれど、そんなこんなで何となくはまれなかった。

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Cape God