「頑張れは禁句」ツレがうつになりまして。 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
頑張れは禁句
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難病や癌などの闘病生活を題材にした実話ベースの映画は実に多いがうつ病というのは珍しい。
うつ病の人に頑張れよという励ましは禁句だと聞いたことがあるが元気な人には分かりづらい厄介な病ですね、だから、細川てんてんさんも出版を決意されたのでしょう。
思い通りにならないのを他人のせいにする人ならおそらく病気にはならないのかもしれません、それでも日本では100万人以上、15人に一人はうつ病の経験者というから珍しい病ではなく、ストレスやハラスメントからの現代病、社会問題と言っても良いかも知れません。
もちろん、個人差があるかもしれませんが男性は理屈で考えるのでただ寄り添うと言うことは苦手です、だから寄り添い上手の奥さんがいたからこその病の好転のような気もします。
細川さんが爬虫類好きでイグアナを飼っているのも実話の様ですが正直、可愛いというより気味が悪く思えてしまう、犬や猫でなく爬虫類だから癒し効果が無いだろうと思ってしまうのも偏見だろうと自分を質すが、普通にしていても知らず知らず他人を傷つけてしまっているのではないかと慮ることにいささか自信喪失、疲れてしまった。
頑張れは禁句だそうですが、スポーツ根性のような精神論がまだまだ根強く残る中、今日できることは今日やれと言い聞かされて育った私としてはAKBの「365日の紙飛行機」、♪~思い通りにならない日は明日頑張ろう~♪の歌を耳にして肩の荷が一瞬楽になった気がしました。
映画は娯楽だと思っている人には面倒臭いジャンルの映画かもしれませんね。
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