カントリー・ストロングのレビュー・感想・評価
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カントリーミュージック が良い!
グウィネスは演技していたのではなく、本物のカントリーミュージシャン、ケリーにしか見えなかった。それほど、歌も役柄もはまっていた。彼女の不安定なもろい心と周囲の期待とのギャップが切なかった。「愛と名声を同時に得ることはできない・・」といっていたが、彼女の場合は常に誰かしらに救いを求めていて、本当は愛に生きたい女性だったのだろうと感じた。
グウィネスだけでなく、ボーとチャイルズも良かった。この2人のカップルが彼女のカントリーソングの魂を忘れずに引き継いでいってくれるのかな~と思えたことがせめてもの救い。ストーリー自体は寂しさを拭えきれなかったが、心地よいギターのサウンドと数々の歌には心和ませてもらった。
歌え!グウィネス 再起のために
酒に溺れ心身を病んだ女性カントリー歌手の再起の物語。
日本劇場未公開作。
最近助演が多いグウィネス・パルトロウだが(「アイアンマン」でのペッパーは可愛いが)、久々の主演で魅力を発揮。
特筆すべきはその歌唱力。
上手い上手いというのは聞いていたが、プロ並み!
ストーリー的には「クレイジー・ハート」を思い浮かべ、ジェフ・ブリッジスの名演も相まって味わい深かった同作と比べると少々見劣りするも、役柄がグウィネス自身と被って見え、別の意味で見もの。
マネージャーの夫、人気上昇中のシンガー・ソングライター、新人女性歌手との微妙な関係、新人女性歌手に歌を奪われたりと再起までの道は決して平坦ではないが、それでも彼女は復活ライブツアーに全てを懸ける。
ラストはグウィネスの素晴らしい歌声と共に最高のハイライト。
甘いだけではない、ほろ苦い人生の応援歌。
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