「娘が可愛かったので加点。」バレッツ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
娘が可愛かったので加点。
スピーディな展開で名前を覚える暇もない。最初は幼なじみってのが誰なのかさっぱりわからなかったくらいだ。
それにしても22発も撃たれたのに、よくぞ生きていた!復讐はしないと言っていたのに、仲間の一人、イスラムのマリクが殺されると途端に豹変。復讐鬼となってしまう。パーティしていたところに乱入し、銃と手りゅう弾を構えていたが、なぜか殺したのは一人だけ。『荒野の七人』だぜ!などと浮かれていたヤツにも手をかけなかったし。
マフィアの仲間入りしたときに父親代わりの男に教えてもらった言葉、「この世界に入ったら抜け出せない」。とにかく復讐の連鎖を強調した内容だ。『仁義なき戦い』の現代フランス版といってもいい。「家族がいる」ということが弱点でもあること。それはマフィアも警察も一緒。とにかく復讐が生まれてしまうのだ。結局、足を洗うなんてのは不可能なのね。
ストーリー的には殉職した夫の犯人に対する証拠が欲しいゴールドマン刑事の存在が重みを持たせた。終盤には息子を無事に取り戻すことに必死になるシャルリ。殺人容疑者として逮捕することもできたのに、協力してしまうゴールドマンがいい。まぁ、共通の敵であるザッキアという存在があったからだが・・・
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