「悪くはないのですが・・・」ミート・ザ・ペアレンツ3 シュナイダーさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないのですが・・・
まあまずまずそれなりには楽しめたのですが、3作目ともなるとさすがにマンネリ化は否めませんね。
シリーズのお約束とも言えるデ・ニーロVSスティラーのドタバタ劇に関してはまあ何だかんだ言いながらも笑わせてはもらったのですが、さすがにちょっと飽きてきた部分もあって・・・。
これだけの豪華キャストなのにDVDスルー扱いになってしまったのは、何か妙に納得かも。
DVDやTVで見る分には全然見て損と言うことは無いレベルなのですが、劇場で正規の料金を払って見るにはちょっと物足りない印象でしたから。
今回から監督が替わった影響も多分にあったかもしれませんね。
ベン・スティラー・・・デ・ニーロにあらぬ疑いを掛けられアタフタするのが似合う俳優ナンバー1。
美女の誘惑にも負けず、家族愛を貫こうとする姿は本当に素晴らしい!
テリー・ポロ・・・1の頃はめちゃくちゃ美人だったのに、ちょっと劣化しましたよね?
でも、今回のテーマにはドンピシャな劣化具合でした。
ロバート・デ・ニーロ・・・こんなバカを演じるデ・ニーロを見れるのも、このシリーズならでは。
でも、さすがに老けましたね・・・。
ブライス・ダナー・・・今回も相変わらず可愛らしい!グウィネス・パルトローの30年後。
ダスティン・ホフマン、バーブラ・ストライサンド夫婦・・・出番少なめでちょっと残念。
でも、相変わらずのエロ夫婦でした。
オーウェン・ウィルソン・・・スティラーの恋敵として地味~にイラっとさせる辺りはさすがです!
終盤のアノの展開にはちょっとビックリ。
ジェシカ・アルバ・・・物凄いハイテンションで迫ってましたが、何故か妙に哀愁も漂っていました。
終わってみれば、扱いがちょっと可哀想過ぎたような。
ハーヴェイ・カイテル・・・あまり意味のない役でしたが、デ・ニーロと同じ画にいるだけでOKでしょう。
とりあえずこれだけの豪華キャストですから、画的な見応えに関しては文句無しでした。
出演者に関わる名作のオマージュが出てくる辺りの演出も、心憎いものがありましたね。
でも、やはり前2作に比べると、パンチ不足の感は否めずかな。