劇場公開日 2011年6月11日

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「名を残す武士の魂を描く構成は好きだが・・・」さや侍 マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0名を残す武士の魂を描く構成は好きだが・・・

2011年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

松本人志の作品で、初めて食指を動かされ観に行く。

本身を失った鞘だけ。抜け殻のような日々を送る勘十郎。囚われの身となっても生きようとするのは、娘たえのためか、それとも生気を失った若殿のためか?
それは分からないが、“30日の業”にひたすら励み、殿様にある種の感銘を与え、民衆の支持をも得ていく勘十郎を支えていくのは娘たえだ。
たえは、武士の娘としてしっかり前を見据え、健気に父をフォローしていく。
父は父で、ただ刀を捨てたわけではなく、武士の意地を捨てたのではなかった。
・・・と書いていくと、すごくいい映画であり、まとまりもある。

では、なぜ★3つなのかというと、笑いのツボが合わないとしか言いようがない。

マスター@だんだん