さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯のレビュー・感想・評価
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全く知らなかった偉人高峰譲吉
加藤雅也扮する高峰譲吉は、医者の父親に医者を継がず化学者になりたいと言った。
なるほど言われてみると100年以上前の高峰譲吉なる偉人は全く知らなかったな。譲吉は、日本の技術でアメリカを驚かせたいと言った。譲吉は、役人を辞めてまでアメリカの万博でリンを見つけて買い付け肥料にしたり日本酒の防腐剤を作ったり特許制度を作ったりと多方面に活躍したんだね。しかも1887年にナオミグレース扮するキャロラインヒッチと国際結婚しちゃうからね。松方弘樹扮する渋沢栄一も譲吉の理解者だった。しかし譲吉の興味と研究は尽きるところん知らず、そりゃあ倒れるところまで行ってしまうから家族はたまらんね。また私利私欲に走らず日本を思い世界販売権を反故にしてしまう鉄の様な勇気もあった。確かにもっと有名になって然るべき偉人だ。
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日本の誇るべき偉人伝
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邦題にさくらとあり、劇中でも刺繍や皿絵など出てくるが、東京市が贈ったポトマック川沿いの桜が高峰博士の尽力によるものだったのは初めて知った、日本とアメリカの懸け橋になろうとした博士の崇高な志が胸を打ちます。
稀代の科学者として数々の業績を上げているが彼の唱えた実業実利の精神は支援者でもあった渋沢栄一とも相通じる日本の近代産業の礎を築いた基本理念でしたね。
NHKの大河ドラマになっても描ききれない波乱万丈の半生、映画でも晩年のアルミ精錬や水力発電、黒部鉄道などは省かれているものの、氏の実に多才な業績を知り圧倒されました。どこまでが事実に基づいているかは分かりませんが演出もシリアスで役者陣の好演もあり素晴らしい感動作に仕上がっています。
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