もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらのレビュー・感想・評価
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違う意味で面白い
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野球部マネージャーの親友が体調を崩す。
その間だけという条件で代理となった前田が甲子園を目指す。
野球は嫌いだったが、親友を喜ばせるためだった。
で本屋でドラッカーのマネジメントを読んで勉強する。
この本は経営関連の本だが、それを高校野球に応用して行く。
でやる気のなかった弱小野球部はだんだん強くなって行く。
そして地方大会の決勝の日、親友は結局病死。
前田はむなしくなってしまいイジけるが、やがて初心を思い直す。
そしてグラウンドへ向かい、結局優勝。
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いやー、違う意味でかなり笑わせてもらいました。
まず前田の演技の下手さ。そして選手達のプレーのぎこち無さ。
いやいや、どの県の決勝戦か知らんけど、あの緩慢な動きはないでしょう。
まあ野球にかなりうるさいおれやからそっちばかり目が行くが、
とにかく野球をほとんど知らん人が作ったとしか思えない。
例えば1点リードで9回裏を守るチームが、二死2塁で敬遠とか。
ありえんでしょう、そんな戦術。まるで野球がわかってない。
しかも次の打者が逆転サヨナラ二塁打。相手のアホさのお陰の勝利(場)
それから、弱小チームをわずか1年で強豪に育てた戦略とは・・?
1.何があってもバントをしない
2.全球ストライクを投げる
1に関しては同意。今の高校野球の古臭いバント戦術は、
数学的な見地からは明らかに間違ってるし、この戦略はいいと思う。
でも2に関してはあり得んやろう。
ストライク投げようと思って必ずストライクコースに投げれるのなら、
そんなの何の苦労もないっての。それが出来んからみんな苦しんどるねん。
それって「打者は全打席ヒットを打つ」ってな「戦略」と同じやん(場)
・・・などと酷すぎる映画ではあったんやが、
物語が次々に進むからか、見ててしんどくなる事はなかった。
むしろツッコみまくりながら笑いが止まらない感じ。
これはこれで楽しめたと思うけどね。少なくとも退屈ではない。
それにしてもベストセラーとなった原作本は読んだことがないが、
本当にこんな間の抜けた内容なのだろうか?
マネジメントのきっかけに。
以前"もしドラ"と話題になり、今回ふとしたきっかけで思いつき鑑賞。
野球部のマネージャーが、その内容を知るために手にした本がドラッカーのマネジメントであったことをきっかけに始まる。その展開や登場人物の演技が気にならないといったらウソになるけれど、この分野を取っつきやすいものにする上で、新しい取り組み。
難しい本を高校生が実践しているので、マネジメントに対する敷居を下げてくれている。組織という括りで見れば会社も部活も同じ。だからこそ今はマネジメントする立場にない、とか、このチームには当てはまらないといった言葉は、言い訳にならないことを教えてくれているような気がする。
定義やマーケティングは、チームが同じ方向を向くうえで必要なこと。人材は最大の資産。今ある小さなチームからでもマネジメントしようと思えた。
川口春奈可愛すぎる♡
主人公あっちゃんなのは分かってますよ!
だけど川口春奈が可愛すぎて、そして高校野球が好きな私には感動ですよ。
夢のある映画です。
学生さんにドラッカーを読むきっかけを与える良い映画なのでは?と思いました。
マネージャーの意味あったか?(;・∀・)
原作の小説は読んでないけど、これどういう映画なんだ????
病気で入院した親友の代わりに野球部のマネージャーになって、弱小野球部の立て直しにたまたま本屋で見つけたドラッガーのマネージメント読んで野球部を強くしていくという話なんだけど・・・
所々出てくる余計なノイズが邪魔するヽ(`Д´)ノ
前田あっちゃんが2度目に本屋に行ったら、そこにいた店主の石ちゃんと客の青木さやかがご丁寧にアクション入りで説明をする下りとか
終盤の幻覚か夢でドラッガー本人が大学で講義してるような風景で何だかアドバイスをする下りとか
要らねえんだよ!!!!( ゚Д゚)ゴルァ!!
もしああいうシーンを入れるなら、『嫌われ松子の一生』みたいなぶっ飛んだコメディたっちにするとか『私の優しくない先輩』みたいなファンタジー映画にするとかして初めて成立するし違和感もなくなると思う。
さらにその闘病生活をしてた親友が試合直前に不幸にも亡くなってしまい、そこでなぜあっちゃんはぶち切れる???
全然意味が分からん( ゚Д゚)ハァ?
そして家に帰って例のドラッガーの夢を見てそこでアドバイスされて考え直して試合に行くわけだけど・・・
つうかあれマネージャーいなくても勝てたろ?(゚∀゚)アヒャ
肝心の最後の試合でマネージャーが全く関係なくなるという台無しの展開(;´∀`)
今までの試合で勝ってく流れとか、ドラッガーのマネージメントを読んでそれを練習に取り入れる流れとか、全部ふいにしてんじゃねえか!!!
最後の試合はその死んじゃった女の子の帽子をベンチに置いておいて、打順が回ってきたらみんなその帽子に手を置いてバッターボックスに立つんだが・・・
それでガンガン打って勝つんだからマネージャー立場ねえ~~~~~~~(゜д゜)
ラストで全てちゃぶ台返しという脚本がそもそもおかしい( ´Д`)=3 フゥ
これはダァー(゚ω゚)bメッ!!
イノベーション(革新)は、組織の外にもたらす変化なの
映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」(田中誠監督)から。
「(高校野球の)マネージャーになりたい」と相談したら、
勧めてくれたのが、経営学者ドラッカーの著書「マネジメント」。
そんな勘違いを逆手に取って、本書を参考にして、
弱小野球部を改革し、甲子園出場を果たすことになるのだが。
(ちょっと無理な野球センスが気になるけれど・・)
多くのメモの中から、特に気に入ったのが、
「イノベーション(革新)は、組織の外にもたらす変化なの」
「革新」と言うと、自分の在席している組織を変えようとするが、
本当は、周りを変えることで、その組織が活きることを考える。
だから「野球部ではなく、高校野球の方を変えてしまう」発想。
「古い常識を打ち壊し、新しい野球を創造することで、
高校野球界の常識を変える。古いもの、死につつあるもの、
陳腐化したものは、計画的、かつ体系的に捨てていく」と言い切り、
革新の方法を、分かりやすく説明してくれた。
「組織の外に与える変化と影響」、それが「イノベーション」
これって、言葉の逆輸入だけど、仕事につかえるなぁ。(笑)
ひたむきになれる時代。
ずいぶん前に映画館でチラシをもらって、へっ?何この長いタイトル^^;と
これまた原作をちっとも知らなかった私は思ったものです。。
と同時に、コレ絶対秋元康が絡んでるんだろうな~と思ったらやっぱり^^;
ベストセラーでアニメ化もされていた(これはあとで知り)本作だったけど、
やっぱり原作者は秋元畑(すいませんね勝手に^^;)から出てきた人だった。
そう考えると…AKB人気といい、このおじさま本当に大活躍してますねぇ。
おニャン子世代(見てませんでしたが)から何十年…未だ廃れぬその手腕。
先日も総選挙!って騒いでいるから何かと思えば政治ではなくAKBでした。
これが朝からトップニュースになる時代…^^;いやはや何とも。
で、そのトップvなんですってね、このあっちゃんって。
ん~^^;
可愛いのかどうか興味がないから分からないけどアイドル性はあるかな。
もう一人いましたねぇ、峯岸みなみちゃんですか。この子はよく喋るのね。
番宣でほとんど喋っていたけど、映画では大人しい役回りで~^^;
まぁこの二人の演技は、、ハッキリ言ってそれなりのレベルでしたけど^^;
あとの生徒たち、先生、他は皆さん俳優陣で占めていたので観易かった。
青春スポーツ映画としては、なかなか感動できるレベルのお話でしたねぇ。
そもそもドラッカーのマネジメントも読んだことがない^^;(普通?)
せっかくなので本屋さんで見てみましたが(仲良く二冊が並んでましたよ)
こちらはしっかりした経営学のビジネス本。これを高校野球のマネージャー
がどう間違えても買わないだろ!と思うんだけど^^;そのあたりはまぁ結構
オチャラケてましたねぇ。しかし本人はいたって真面目だった!そう、この
マネージャー代理をかって出たみなみ(前田)は高校球児?になり損ねたと
いうくらい野球大好きな女の子、まさに真摯にひたむきに野球と向き合って
きた(このあたり本人の頑張りと被るんじゃない?)という部分で適材適所。
ただ、いわゆる弱小野球部といわれる彼らをどう甲子園まで導くか?という
課題があってこそのマネジメントになるんだけど…^^;
今の子供たちってこんな目標や到達点をきちんと明確にしてあげさえすれば、
そこへ向かって一直線に頑張るひたむきさに長けている!と思うのだ。
今作の監督のように「どうせダメだろ、ムリだろ」と上が思えば、下も乗じる。
そういう素直さを逆に上向きにしてあげるのが良いマネジメントになるのね。
監督に言って欲しかった一言を…やっと監督が口にした時は泣けましたねぇ。
やっぱりこちらが心を拓いて導いてあげなければ、、そこが肝心なところだ。
甲子園に向かってどんどん成果を挙げていく様は(ま、映画ですから^^;)
なワケないでしょ?と思いながらも、なかなか緊張感があって楽しめたし、
みなみの親友の病状にも、、、全員が一致団結せざるを得ない説得力がある。
青春時代って色々なことがあるけど、今思えばどれもいい想い出。となるのが
私のようなオバサン世代になってから…なのでこういうドラマは気恥ずかしくも
大切な過去を象徴する記念符のようなもの。当時は嫌なことばかりだったのに、
あぁそれで現在があるんだなと思うと、今の若い子たちにも頑張って!と思う。
意外性が功を奏すが、物語は普通に青春を楽しめる作りになっている。
でもスポーツ部のマネージャーってほんとうに大変な仕事^^;
高校時代に少しだけやったことがあるんだけど、退部してバイトへ転向。
そうか、私もドラッカーをきちんと読んでおくべきだった…かしら^^;
(あの総選挙の中継も面白かったですねぇ~vもうあれだけでドラマでしたね)
原作との違いが・・・
原作を読んで見たのでどんな仕上がりになるか楽しみにしていましたが、
それなりに楽しめる内容でした。
個人的には文乃のお見舞い面談が無かったのがかなり違和感がありました。
マンガ・小説・等、原作がある作品の映画化はとても難しいと思いますが、
どれを切って、なにを残すのか、監督によって大きく左右されると思いました。
スポ根映画も、イノベーション!
「タナカヒロシのすべて」などの作品で知られる田中誠監督が、人気アイドルグループAKB48の前田敦子を主演に迎えて描く、青春映画。
数年前、「天体観測」という名の青春群像劇がTVドラマで放送されていたのを思い出した。物語の筋書きはあまり記憶には残っていないが、とにかく毎回、毎回誰かがぶん殴られていたのは強烈な印象に残っている。「青春は、衝突と喧嘩、恋愛があればそれでいい」そんな言葉がぴったりの、熱く疾走する物語。それが、青春と思って誰もが疑わなかった。
そんな時代が、遂にこの作品を持って終わりを迎えてしまうのかもしれない。青春スポ根映画と銘打って発表された本作。確かに、高校野球という青春の代名詞ともいうべき舞台があり、夢の甲子園へとがむしゃらに突き進む高校生の輝きが描かれ、ほとばしる汗が眩しい。
しかし・・何とも「良い子ちゃん、優等生」ばかりである。反発や抵抗の描写もあることはあるが、マネージャーを演じる前田の頼りない一喝で、「そうだな、ごめんね」ではい、おしまい。経営学のセオリーにほいほいと従って、あれよあれよと強くなりました。それが、熱い高校球児の「今」なのか。頼りない限りである。
眠気を誘う前半の経営理論解説の、ダラダラとした流れの悪さ。せいぜい苦笑を誘うが精一杯のギャクネタは、まあ女優陣と大泉の奮闘に免じて許せる。だが、後半の肝となる甲子園予選のくだりは、どうにもやるせない。
事あるごとに「タイム」を取り、経営学の論理と戦法を語る、語る。打てるか、討ち取れるか!どうなるか・・ドキドキ。「タイム」・・・「監督、どうしましょう!」・・・。これでは、試合展開に手に汗握る観客も、乗り切れない。毎回考え、論立て動く。現代劇らしいといえば聞こえはよいが、ドラッガー理論の必要性を何とか証明しようとする必死さが垣間見え、白けてしまう。野球のシーンを情熱的に、真摯に描かずにどこを魅せろというのか。アイドル前田の笑顔か。
物語の精神的支柱となる元マネージャーを演じる川口春奈の素直、かつ堅実な演技に小さな喜びを覚えつつ、青春映画の意味合いがどうにも、思わぬ方向へとイノベーションを始めている事を実感させる本作。後半唯一の平手張りのくだりに、懐かしさと爽快さを覚えてしまうのは私だけだろうか。
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