「どうしたビョンホン?どうしたミンシク?」悪魔を見た BLAZEさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしたビョンホン?どうしたミンシク?
クリックして本文を読む
終始、実力派俳優二人の戦い。
婚約者を殺されたスヒョン。意外にも犯人の目星はすぐにつく。ギョンチョル。
二人の対峙。強すぎる国家情報院のスヒョン。完膚なきまで打ちのめし、ギョンチョルを逃がす。GPSで追跡しながら、復讐のためにギョンチョルを痛めつけるスヒョン。
逃げるギョンチョルはその道程でも蛮行を繰り返す。
繰り返し苦痛を与え、贖罪を求めるスヒョンだが、ギョンチョルは応えない。
ま、最期はスヒョンの仕掛けたある残酷なギミックによって幕を引くギョンチョル。
演出面で「セブン」的な手法が多々使われている。ただ悪いパクリ方。
・殺人においてはその過程が直接的に生々しく描かれ過ぎていて冷める。
・主人公スヒョンが超人的に強すぎて、その苦悩が伝わりづらい。
・あれだけの蛮行を繰り返したものが、あの最期は温い。あの殺人鬼が自分の死に対して本当にああまで感情を出すだろうか?
婚約者を殺された男の苦悩と復讐劇は分かった。だがこれは映画だ。
エンターテイメントとして何らかの方向性を示して欲しい。
とにかく普通のクライムサスペンスのレベルでは無いので、体の弱い人にはおススメできない。嫌悪感しか残らないから。
ただ一つ分からない。ビョンホン!ミンシク!何故この映画を選んだ!?
コメントする