「.」悪魔を見た 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。原題は邦題と同意の"악마를 보았다"。大好きな“ギョンチョル”役、チェ・ミンシク目当てで観る。善悪の概念を揺さぶられる様な内容で、痛みを感じさせる描写も目立つ。アクションシーンに少々難を感じるが、全体にライティングや構図は美しく、特に静的な心象風景の描写は抜群だと思ったら、公開時劇場で観た『箪笥('03)』のキム・ジウンが監督だった。また144分とやや長い目の尺乍ら、余り気にならず、最後迄観れた。“キム・スヒョン”のイ・ビョンホンの容姿は時折、若かりし頃の岸田森を彷彿させた。75/100点。
・「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ(F.W.ニーチェ『善悪の彼岸 』)。」
・鑑賞日:2011年10月27日(木)
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