「非道まかり通る時勢に屈しない姿」4月の涙 kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
非道まかり通る時勢に屈しない姿
内戦で繰り広げられる狂気の世界。捕虜、銃殺、恥辱・・忍び難く重苦しい中にあって、敵同士の男女が灯火のような愛を点らせた。男は女の為に身を捨て彼女を守った。彼女は彼にはもう返す術はなかったが、死した親友の子を守るという違う形で彼の気持ちに報いた。こうして、一筋の光の道しるべが確かに残った。非道の中においてさえ、例え針の穴を潜り抜けてでも光は先につながっていく。そんなことを思わせてくれた作品。(3.8点)
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