「染谷さん見るつもりが監督さんの猛アピールに負けた」嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
染谷さん見るつもりが監督さんの猛アピールに負けた
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「ヒミズ」で大注目の染谷将太さん主演作。
原作未読。
本作かなり思い切って大胆な表現をしてくれます。
かなり命を軽く見ている印象を与えてしまう演出が光ります。
子供のころ、誘拐監禁された少年少女のその後を描いているのだが、原作とはかなり違うらしい。
そういった重い話なんだけれども、主人公2人をただのバカにしか見えないようにしてます。
なかなか気合の入った監督さんです。
鈴木京香さんはそのバカ相手にさぶい演技をします。かなりここは残念です。
まーちゃんを演じた女優さんはかわいいんだけれど、かわいさと危うさを監督が上手く引き出せてないようです。
しかし良かった点もある。
染谷くんはうそぶきながら、本音をポロンとこぼす主人公を結構むかつく一歩手前の感じを上手に演じています。
これはホントです。
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紗菜さんのコメント
2019年10月2日
初めてコメントします。
原作も本編は全て読んでます。
本作は脚本執筆にあたり、瀬田監督が映倫と話し合い、上映制限に触れないように脚本を書き進めていったそうです。
主人公2人が馬鹿に見える(=原作よりも軽く見える)のは、そちらが原因かと思われます。
また、個人的にはエンディングの柴咲コウ『サヨナラブ』より、彼女の同じアルバム収録の『アイネクライネ』の方が、“みーまー”の世界観に近いと感じています。
『サヨナラブ』の方が、軽めの曲なんですよね…。
原作よりも怖い(=重い)と思ったのは、ハイライトにある過去の回想シーン。
まーちゃんが刺しまくるシーンは本当に怖かった。