「ダブル、影薄!」仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat. スカル MOVIE大戦CORE(コア) にのじさんの映画レビュー(感想・評価)
ダブル、影薄!
ダブルのファンです。
前作『運命のガイアメモリ』は泣けましたが今回は・・・
オーズはTV第1話が趣味に合わなかったためほぼ未見です。
ダブル編・オーズ編どちらも嫉妬、欲望、裏切り、殺戮、破壊のオンパレードでTV版の軽いノリを期待していたら大ハズレでした。
小さいお子さんにはちょっと難しいのでは?
また、全編通してキャラクターの関係を説明する描写が少ないため、キャラクターの行動に対しての動機がイマイチ理解できない部分が多かったです。
仮面ライダーダブルには「罪を憎んで人を憎まず」という流儀のようなものがあったように思います。
怪人を倒しても意図的に命を取ることはありませんでした。
今回劇中で仮面ライダースカルが命乞いする怪人を死に至らしめるシーンがありました。
ハードボイルドだから怪人(犯罪者)に情は無用とでも言いたかったのでしょうか?
正太郎が憧れた鳴海荘吉の行動としては違和感を感じました。
全般にアクションシーンは凡庸でキメ台詞もイマイチ決まらなかったように思います。
メカ戦(タンクローリー追跡)のCGは良く出来てました。
スカル完全体変身の辺りはちょっと涙腺を刺激されるくらいカッコ良かったです。
クライマックスのオーズのキメ形態は小林幸子みたいでした。(笑)
総評ですが、ダブル編が実質スカル誕生編(過去話)になっていて本編主人公たちがほとんど絡んでこないためダブル編・オーズ編・MOVIE大戦編に筋が一本通っていないような印象でした。
舞台設定を仮想世界とか時間移動モノにしてスカル・ダブル・オーズの全員が最後に共闘するような展開が観たかったです。
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