「描写が細かい」映画 けいおん! 脇腹さんの映画レビュー(感想・評価)
描写が細かい
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今回映画の中で一貫して用いられたテーマ「輪」それが今の時間の繰り返しという暗示で観覧車や回転寿司等を用いてとてもよく表現されていた。
そして度重なる描写として印象に残ったのが飛行機雲。
登場人物達の未来を表していた。今まで開かれなかった屋上の扉、卒業式の日に開くということで今まで開かれなかった外への世界、未来の世界を表現するという演出が憎い。
どのシーン一つとっても意味のあるシーンの連続で目が離せない内容。視聴者に何回も来てもらうような商法をとっているだけあり、何回見ても都度新しい発見があるのではないか。
物語については本編二期の伏線を多々回収している為、それを見ていないと理解出来ないところもある。
ただ映画を作品の初見にしても、穏やかでもテンポの良いギャグ展開で笑うことが出来ると思う。そして、卒業する四人から後輩を観る視点という描き方が終始徹底している為、終盤ではそれなりに四人に感情移入出来るようになっている筈。
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