ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
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黒鳥と白鳥
繊細なバレリーナが白鳥の湖の主役に抜擢されるが、白鳥とともに妖艶な黒鳥も踊らねばならない。真逆の役柄を求められるバレリーナ、ニナは黒鳥になりきれず思い悩む。
かつてニナを産む為にバレリーナとしてのキャリアを諦めた母親の抑圧的、かつ献身的な愛情もまたニナを追い詰める。
サンフランシスコから来た奔放なバレリーナ、リリーに危害を加えられると怯えるニナ。極限に達する精神の中、舞台初日の幕が上がる。
楽屋でリリーの挑発に逆上し、ニナは彼女を殺してしまう。だが本当に殺したのはーーー
ミステリーとの分類だったがサイコ的要素が強く、驚かされるシーンが何度かある。
痛い描写や性的描写が多く、R15は妥当か。
だがビクッ!となるのが数回あり、もう一度見ようという気にはなれない。
最後の黒鳥の踊りだけは秀逸。
他はあまり好みではなかった。
純粋なだけじゃね。
純粋で真面目なか弱い主人公が『白鳥の湖』の主役を勝ち取ったことで徐々に狂っていく話。
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この主人公、日本だったらモテるタイプだと思うけど向こうの価値観でいったら色気がなくてそそられない。白鳥のイメージにはぴったりだけど、黒鳥とは正反対。
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そんな主人公に先生がオナニーしてこいだの、稽古中におっぱじめたり、普通に考えてセクハラで笑う。
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まぁでもなにかのトップに立つ人って弱くて良い子じゃ無理だよな。もっと色々なものを切り捨てられて非常になれる人じゃないと。
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私昔バレエやってたんだけど、綺麗なバレエの世界をアスリート的に描いてるの良かった。新品のトゥシューズをわざとボロボロにするところとか、足がボロボロになってたり。
光と闇、悪と善
ハマる気持ち悪さ
ナタリーポートマン
心臓に悪い映画
ニューヨークの一流バレエ劇団に所属するニナが「白鳥の湖」の主演に抜擢され、日々の練習に明け暮れる日々を綴った作品。なぜそれがサイコスリラーといわれているのか?
今作はナタリーポートマンの黒鳥への葛藤が凄まじい。白鳥のニナはほぼ完璧。だが王子を誘惑する妖艶な黒鳥は真面目なニナにとって真逆の存在。演じ方がわからず、振付師のトマにはもっと自分を解き放てと性的な体験を指示され、同じくプリマ候補に選ばれたリリーの黒鳥を妖艶に演じる踊りを見せつけられ、嫉妬と焦りを感じ、だんだんとニナは不安定になっていく。
描写がなかなかに過激で、ナタリーポートマンほどの有名な女優がここまで体を張るとは思わなかった。文化の違いというのもあるだろうけど日本の女優ではここまではできないだろう。
問題のシーンで相手役を務めたリリーことミラクニスがエキゾチックな美人で画が映えること映えること笑。ただそのあとの展開にゾワゾワっとした。人間って怖い。
マチルダやパドメのころは気づかなかったけどナタリーポートマン。声の可愛さが異常笑。めっちゃか細いそれがまた繊細なニナと合う。
だからラストの公演で黒鳥演じてるときのニナの声に驚いた。全然違うのだ。もう表情も違うこの演技分けがすごかった。
全体的に光度を落とした暗い映像に女性同士の争い+妄想幻覚+クラシックの音響かあいまってすごく緊迫感のある作品に仕上がっている。だからすごく心臓に悪い笑。あと良い意味で画が気持ち悪い、黒鳥になるときのニナの肌がザワつく映像がすごいザワザワする笑。
まさに鳥肌映画(んまい)
「ブラック・スワン」を観て・・
すごい。凄まじい。
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