「ナタリーに讃美の拍手!」ブラック・スワン メイばばさんの映画レビュー(感想・評価)
ナタリーに讃美の拍手!
ナタリーポートマンの「ブラックスワン」いつものように独りで観に行き、
久しぶりにバレエの気迫と美しさ堪能しました。
またストーリーに無駄が無く、どんどんと追い込まれていく主人公ニナの喜び、苦しみ、悲しみ、
よく描かれていて緊張した110分です。私はこの映画好きですね。
私自身の人生の中で確信を持ち、このように生きたいとか何らかの職業で成功を収めたいと
渇望した事が無いので、才能豊かなニナの様な生き方には憧れを持ちますが、
一流と呼ばれる人方はきっと何時もこのような葛藤を抱えながら生きているのでしょうね。
二役特に黒鳥を演じる事のみに邁進する生真面目さは、ちょっと窮屈で逃げ場が無く肩が凝ってしまう
感覚に襲われましたし、現実はどの場面なのか試行錯誤する感覚も味わいました。
そして鏡に映った彼女の白鳥の衣装が血に染まっているのを見て彼女と共に気付きました。私も・・・。
なぜかその時胸がいっぱいになり涙してしまいましたよ。
母親の期待、仲間の羨望と嫉妬、フランス人監督トマスの完璧なバレエへの拘り、錯覚の恋
最後に彼女は解き放たれたのでしょうか。それにしてもあの黒鳥のメイク、バレエ素敵でした。
ナタリーポートマンに拍手!
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