「星1つか5つか両極の評価しかできない激しい作品」ブラック・スワン 温故知新さんの映画レビュー(感想・評価)
星1つか5つか両極の評価しかできない激しい作品
白鳥の湖の黒鳥役を演じるのにここまでする必要があるの?もっとクラシックバレエの作品らしくきれいにまとめることもできたのではないの?と最初は思った。しかし、観終わった後に反芻すると、この作品は単なるオカルトと、芸術作品の間を隔てる塀の上を歩き、かろうじてオカルト側に落ちなかった、究極の芸術作品のような気がして、5つ星の評価になった。
それにしても疲れた。完全に主人公の内面に入りきって、観てしまった。あそこまで表現しないと、観客はここまで没入できないのかもしれない。
白鳥の湖のバレエ公演は一度も観たことのないひとはつらいかもしれない。黒鳥の激しさ、それに負けない瀕死の白鳥。
この映画によって「白鳥の湖」ってすごい作品だったのだなと改めて思った。
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