「16mmフィルムの質感」ブラック・スワン tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
16mmフィルムの質感
後に制作された『バードマン』で類似性を指摘する記事や、
ナタリー・ポートマン主演で知っていたが
痛そうな表現があって、なかなか観る機会がなかった
何と言っても16mmフィルムの質感がいい
クローズアップした構図が効果的に使われている他
どのカットもバシッと決まった構図で撮影されていてとてもいい
ルーティンを描くことで主人公の地獄を感じられ、
徐々に黒鳥になっていく姿は期待通りの展開
そして終幕も良い
やはり痛い描写があり、苦手な人にはすこしきついかもしれない。
スプラッターとは違う痛さの表現なので注意
確かに『バードマン』と同じテイスト、構成要素だが
どちらも独自の優れた映像表現が用いられているので面白い
もっと過激な内容かと思ったが、あまり突き抜けた展開にはならず
いい塩梅だった。
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